【完全版】香港国際空港 キャセイ 全ラウンジ紹介

2018年3月~【最終更新19年7月】

香港国際空港を拠点とするキャセイパシフィック航空(CX)のラウンジを利用しましたので紹介します。なお、キャセイはラウンジにかなり力を入れており、飛行機を多頻度で利用するエリート会員の間でも高い評価を得ています。

 

キャセイでは香港国際空港にラウンジを5つ展開しており、それぞれ「ウイング」「デッキ」「ピア」「ブリッジ」「アライバル」(全て「ザ・」が付きますがここでは省略)と名付けています。

詳しい案内はこちらをご覧ください。

(公式HP)香港国際空港のラウンジ|キャセイパシフィック航空

 

今回は各ビジネスクラスラウンジを紹介します。ちなみに自分はキャセイのビジネスクラスでの利用、またはアメリカン航空のプラチナ資格(ワンワールド・サファイア)での利用です。これらのラウンジ利用条件はお持ちの資格によって異なりますので必ず公式HPで各自確認下さい。

(公式HP)ラウンジの入室条件|キャセイパシフィック航空

 

まずはそれぞれの位置関係です。チェックインの際に頂いた見取り図が分かりやすいのでこちらをご覧ください。

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出国審査を終えてエスカレーターを下り、審査場を背にして左手側(搭乗口2番付近)にあるのが「ウイング」、右手側(**搭乗口6番付近)にあるのが「デッキ」です。そして歩けないことはありませんが距離があるのでほとんどの人はトラムを利用して中間駅で降り、エスカレーターを上がるとすぐに「ブリッジ」入口があります(見取り図掲載の搭乗口24番付近の「キャビン」は現在ありません)

【2019年4月追記】**デッキ周辺の搭乗口番号が4月より変更になり、デッキは6番ゲート付近になりました。

 

「ウイング」(2番ゲート付近)

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ここは受付階にもフードセクションやシーティングスペースが少しありますが、階段・エレベーターを上がった上の階の方が広さがあります。

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さらに先へ進むとヌードルバーがあります。

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ここでオーダーしたエビワンタンヌードルと餃子です。

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テラス状になったデッキからは飛行機も見えます。

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そしてここに来ていつも外すことができないのがキャロットケーキ。他のラウンジでも提供されていますが、ここに来るといつも食べてしまいます。

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「デッキ」(**6番ゲート付近)

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広さは4つの出発ラウンジのうちで最も狭いラウンジです。しかし、狭いながらも落ち着きがあり、お気に入りのひとつです。

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ヌードルバーからオーダーしたエビワンタンヌードルとシュウマイ、そして軽食コーナーからピックアップした食事です。

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このエビワンタンが美味しいこと。これはもうキャセイ名物になっていますね。

 

そしてこちらは担々麺(ダンダンヌードル)。日本よりも濃厚で粘度のあるスープと絡めて食べます。こちらも絶品。

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デザートも種類豊富に取り揃えていますが、チョコレートケーキ系をふたつ。健康には良くないと分かりつつ食べてしまいます。

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そして香港ビールのドラゴンズバック(Dragon’s Back)。これと一緒に頂くのがまた格別。

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ここのシャワールームはコンクリートの打ちっぱなしが秀逸なデザインです。

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歯ブラシなどのアメニティも一通り揃えています。ローションなどはオーストラリアのスキンケアブランド、Aesop(イソップ)を用意。

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「デッキ」の好きなところは、面積的には小さいながらも利用者が少なく落ち着いた時間が過ごせるところです。

 

次は「ブリッジ」(35番ゲート付近)です。

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「ブリッジ」の特徴はエスカレーターを下りて受付を済ますと両方向に分かれていることです。

自分の印象としてはみなさん右に行く方が多く、右の方が混んでる印象です。

右方向のダイニングエリアです。

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受付前を再度通過して左方向へ行ってみます。

左方向のダイニングエリアです。

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左はガラガラ…。同じ日の同じ時間でこの差です。

混雑している時間帯に利用したこともありますが、均等に混雑している場合は右がキャパを越した時のようですね。余裕がある時は左の方が空いている印象がありますが、理由は分かりません。

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シャワールームも清潔感と高級感があり好感が持てます。

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そして「ピア」(65番ゲート付近)です。

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「ピア」は全てのラウンジの中で最大面積を誇るもので「キャセイの本気」が感じられるところです。全部周る時間がないけど、キャセイのラウンジを逃したくない!という人にはここがおススメです。

「ピア」は駐機エリアの飛行機と同じ目線レベルにあるので、到着してゲートに入ってくる迫力ある飛行機の姿を見ることができます。子供や飛行機ファンでなくとも嬉しい限り。

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最近の空港はデザインに凝り過ぎていて、搭乗口ですら飛行機が見えないなんて空港も増えています。特にラウンジは空港の空いたスペースに増築するケースが増えていますので、ラウンジからこんな近くに飛行機が見えるのは珍しくなりつつあります。

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クワイエットエリア***です。このパーテーション付きのソファが何気に気に入ってます。

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【2019年4月追記】***ラウンジ改装により上記クワイエットエリアは廃止され、代わりにヨガ・リラクゼーションエリア「Sanctuary(サンクチュアリー)」に変更になりました。

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軽く汗をかいた時のためにきちんとタオルも用意されています。当然、ラウンジでシャワーも浴びれるので、乗り継ぎ時間があって本格的に身体を動かしたい、そういう需要をも取り込めるキャセイならではの着眼点です。

 

ダイニングエリアはシェフに言って好きな物をよそってもらうタイプです。

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その先を進むとバーエリアです。

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そしてこちらがドリンクメニュー。エアラインラウンジのそれとは思えぬもの凄いラインアップです。お酒好きには堪らないでしょう。

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その先にはヌードルバーがあります。

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このキンキンに冷えた琥珀色の飲み物が見た目にも美しく、最高の一杯ですね。

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担々麺・小籠包と併せて頂くともう香港最高、となります。

 

そしてその更に先にティーハウスがあります。

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お茶のメニューはこちら。アールグレイやカモミール、ジャスミン茶などに加え、中国茶に煎茶など幅広いお茶を取り揃えてあります。

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そしておもしろいのがメニュー最下段にあるスムージー。ティールームでスムージーをオーダーするのも場違いな感じもしますが、朝早い出発の時は、ここのスムージーとミニケーキでちょうどいいぐらいです。

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そしてその更にさらに先にシャワールーム、そして仮眠スペースがあります。

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乗り継ぎ時間が長く仮眠を取りたい人におすすめです。

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***アライバル(到着ホール先T1とT2の連絡通路)

***2019年追記:アライバルは閉鎖されました。下記は現在利用できません】

唯一の到着ラウンジ、「アライバル」への入室基準は他のラウンジに比べてかなり厳しくなっています。キャセイ(CX)とドラゴン(KA)のファースト・ビジネスで到着した乗客本人、マルコポーロ上級会員、CX/KA便で到着したワンワールドエメラルド会員本人のみ(他社便利用のファースト・ビジネス・ワンワールド会員やエスコートは一切不可)となります。

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入室基準が厳しい理由は、そのスペースにあります。

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10人入ればかなり席は埋まり、20人で入場制限でしょうか。それぐらいの狭さです。

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軽食コーナーもかなりベーシックな感じです。

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しかしアラカルトメニューからオーダーすることもできます。

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今回は、成田のサクララウンジで食べ、成田-台北便の機内で食べ、台北のラウンジで食べ、そして台北-香港便の機内で食べているため(というか食べてばかりのため)、さすがにパス…。

 

狭さが目につく「アライバル」ですが、ここの最大のベネフィットはシャワーです。

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みなさん、機内では食べてるでしょうからこのラウンジに食を求めて来る訳ではないでしょう。到着してからはすぐその先の目的地へ向かうでしょうから座ってゆっくりを求めて来る場所でもないでしょう。

そう、ここの一番の魅力は温かいシャワーでリフレッシュして空港を出られる、というその一点です。

厳しい入場基準ゆえに、待ち時間なしでシャワーを浴びられ、すぐ空港から先の行動に移す、そういう使い方がおススメのラウンジです。

 

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世界には評価の高いラウンジは幾つもありますが、ここはビジネスクラスラウンジとしてはアジアでもトップに入ること間違いないでしょう。アライバルを除き、出発ラウンジはワンワールド航空会社利用のサファイヤ会員以上であればエコノミーでも利用できるので、香港国際空港を利用する際は絶対に逃せません。

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