2023年9月
香港発バンコク行きTG601便にてタイ国際航空B777-300ER型機のビジネスクラスに搭乗しましたので紹介します。
さて、今回は香港からバンコクへ向かうことになりました。この路線は、キャセイやタイ航空の他にも香港航空や香港エクスプレス、グレーターベイ、エアアジアにエミレーツなど複数社が乗り入れる高需要・多頻度路線でもあります。

そんな中、貯まったUAのマイルを使ってタイ航空 (TG) のビジネスクラスを利用することにしました。4年ほど前にも同じ理由でこの路線を利用していましたが、その時の機材はA350。今回は777‐300ER型機ですので違う機材を試せるのも好都合です。
マイルで予約を取るとTGの予約コードが送られてきます。それを使ってTGの公式HPより座席指定を行います。
今回は窓側も余裕で空いています。配置は1‐2‐1のスタッガードタイプ。A席とK席が窓寄りの窓側になります。
今回は17Kを予約。
そして当日空港へ。

チェックインカウンターで手続きを始めると、お姉さんパソコンとにらめっこしながら、やたらキーボードを叩いています。終いには電話を掛けて上長に何やら確認しています。嫌な予感がします。。。
電話を切ると「お客様、申し訳ありません-
17のKはエンタメの不具合により-
17のAへ移動していただけますでしょうか?」
ああ…、良かった。K席がA席になるのは全然オッケーです。
いきなり「中央のラブラブペア席しか空いていません。おっさんの横に移動しなさい(問答無用)」とならなくて一安心です(自分もおっさんですが)。
ということで今回はK席からA席への移動になりましたが、無事窓寄りの窓側を確保しました。
ビジネスクラスのラウンジは「PPL near Gate 1 / 60」と手書きされている通り、ゲート1番または60番近くのプラザプレミアムラウンジが使えます。
プラザプレミアラウンジは確かに1番ゲートの近くにもありますが、ここは保安検査場から近く、全ての搭乗口客にとって便利な場所になりますのでどうしても混雑する傾向にあります。今回は62番搭乗口なので60番近くのラウンジが良いですね。
そしてやってきました。


広さはそこまでありませんが、外が見えるのは素晴らしい。

食事はホットミールを含め、そこそこの取り揃え。


飛行機を眺めながら食べられるのは最高ですね。

今回はミートボールや炒麺、サモサなどをよそってきました。機内でも食べるので少なめにします。

そして搭乗口へ。

通路寄りの窓側の「B・J席」

そして窓寄りの窓側「A・K席」



座席に着くとおしぼりとウエルカムドリンクを持って来てくれました。今回はオレンジジュース。

サイドテーブル周りはこの通り。シートコントロールのスイッチ各種にリモコンがあります。


テーブルは張り付いたのを下ろして展開するタイプ。


奥へ押せば、テーブルを開いたまま席を立つこともできます。

個人モニター下にはUSB給電口が。

コンセントはこちらに。

座席から見た中央席はこのような感じ。乗り出さないと他の乗客は見えません。

そしてミールの希望を聞きに来てくれましたが、紙のメニューはなくCAさんがスマホを見ながらどちらがよろしいですかと確認するスタイル。
紙のメニューの提供は中止しているみたいですね。香港航空もこのパターンでした。コロナで打撃を受け、印刷物などのコストで削げる部分は未だに継続している感じでしょうか。
機内誌も同様の理由なのかありません。

ということで今回はチキン、ビーフ、カレーの中から、牛のほほ肉のステーキをチョイス。

さて、離陸するとCAさんは食事の準備に掛かります。
香港航空とは違い、エンタメは機能しています。日本語対応の映画やドラマもいくつかあります。

ヘッドホンはノイズキャンセリング機能付き。

そして機内食のサービスが始まりました。

今回は「大怪獣のあとしまつ」という邦画を観ることにしました。

そして運ばれてきました。今回はワンステップでのサービスのようです。

パンはバスケットの中から好きなものを選ぶスタイル。

チーズ・フルーツプレート。

サラダ・ナッツプレート。

そしてメイン。

ほほ肉は柔らかくてとても美味。付け合わせのマカロニや野菜も美味しく、素晴らしいですね。

そしてデザートも。

ワンステップとはいえ、ミールには力を入れているのが分かります。
食後はシートを倒して映画を続けます。

ところがこの映画。。。
開始して10分ほどで「なんだかなぁ~…」と思って観ていましたが、30分程で耐えられなくなり、観るのを止めました。
のちほど映画の口コミを確認するとかなりの酷評(笑)
自分が思っていた事がほぼ全て書かれていて、少し安心しました。観るのに耐えられない映画を観たい方はどうぞ、こちらをご覧ください(どういうおススメ(笑))。
後は赤ワインを飲みながらゆっくりします。水のボトルも持って来てくれました。

と、そうもしてるともうバンコクへの降下です。

そして無事、バンコク・スワンナプーム国際空港に到着しました。
駐機場へ向かう途中、余剰となった機材が大量に留め置かれているのが見えます。

タイはまだコロナ前までの旅客数に戻っていないのでしょうか。早く元気で楽しいタイに戻って欲しいものです。

以上、タイ国際航空・ビジネスクラスの紹介でした。
【総評】
以前からサービスレベルの高さには定評のあるタイ国際航空。ソフトもハードも素晴らしく、文句ないフライトでした。メニューや機内誌など細かい部分でのコストカットはみられましたが、そこは直接サービスに影響するものでもなく、概ね満足できるフライトでした。
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