マリオット ホテル パオトウ【宿泊記】

2023年2月

包頭東河国際空港から車で40分ほどの所に位置するマリオットホテル包頭 (Marriott Hotel Baotou) に宿泊しましたので紹介します。

 

さて、今回は内モンゴル自治区の包頭（バオトウ・パオトウ）市へやってきました。

そもそもどれだけの日本人が来るのか少し疑問ですし、ブログとしても全く伸びそうにありませんが、色んなマリオットの宿泊記を楽しみにされてる方もいらっしゃるかもしれない、と紹介することにしました。

ちなみにこの包頭市、内モンゴル自治区第2の都市。レアアースの産地として知られ、モンゴル語で「鹿のいる場所」を意味します。どおりでパオトウという発音も、包頭という字面も中国語らしからぬ印象だったのですが、語源がモンゴル語なんですね。

場所的には中国の北方、モンゴル国と国境を接した自治区になります。面積としてもかなり広大。中国の省・区としては新疆ウイグル自治区、チベット自治区に次ぐ3番目の大きさを誇ります。

 

そんなこともあってこちらではいろんな標識が中国語とモンゴル語の併記となっています。

 

空港の案内板も－

ケンタッキーまで。

全く読めませんがこれだけでも異国情緒が感じられますね。

 

さて、アクセスですが空港からエアポートバスが出ているようですが要事前予約の上、どんなスケジュールかも分かりませんので配車アプリDiDiで行くことにしました。

待ち合わせ場所（空港前のだだっ広い空き地を越えた先）へ行くと、田舎の好々爺的なおじさんが迎えに来てくれました。色々「待たせてすまないねぇ」「ちょっとそこの角が混んでてさ」的に話し掛けてくれますが「すみません、中国語分かりません…」と英語で言っても通じてないようです。しばらく中⇔英で通じてない会話をしてしまいました(笑)

でも田舎の人は優しいですね。北京や上海などの大都会ではあり得ない素朴さに和みます。

 

それではホテルです。

今回はマリオットボンヴォイ・アンバサダー特典としてコーナースイートへアップグレード頂きました。

 

 

入るとまずはリビングルーム。

そして入口横にはゲスト用のトレイがあります。

その向かいにはゲスト用のクローゼット。

リビングは結構な広さがあり、デザインも落ち着いた雰囲気。テレビ、イス・テーブル、ソファが置いてあり－

テーブルの上にはウエルカムギフトが。

奥には書斎的なセクションにデスクも。

入口通路横にはミニバーがあります。その下には空気清浄機の用意まで。

冷蔵庫の中は空っぽ。最近は飲み物を消費するゲストも少ないのでしょう。

再度、デスク周り。

そして奥へと続きます。その先は二手に分かれ－

右に行くとラゲッジスペース。

そしてメインクローゼット。

バスルームはこの通り。オープンタイプのバスタブは結構流行っていますが、このビル・市街地ビューはなかなかどうやって入るのでしょうか。夜間は誰も見てない前提なのでしょうか(笑)

歯ブラシなどのアメニティはしっかり。

トイレ。ウォッシュレットなどはありません。

そしてシャワールーム。

バスアメニティは最近よく見かける「thisworks」。環境に配慮した詰め替えタイプです。

…と思ったら、こちらには「THANN」の個別ミニボトルの用意があります。ミニボトルが余ってるので使い切るまでどうぞ、でしょうか。

 

自分と同じ高さにビルはありますが、遠くて見えない、見てない、誰も気にしやしない、という感じでしょうか(笑)

 

そしてベッドルームまで戻りましょう。

 

そしてテレビではNHKが見られます。日本から遠く離れた内モンゴル自治区の街で日本語の番組が見れるのはなんともありがたい事です。ビジネスで日本から来られる方にもこれは大きなプラスでしょう。

 

以上、部屋の紹介でした。

 

そして次はエグゼクティブラウンジを－

 

…と言いたいところですが、訪問した時点では「準備中」でまだ開店していませんでした。「来月にはオープンします」ということで営業時間の案内だけ頂きました。

 

 

ラウンジが開いていない代わりに、朝食は下のレストランで頂けます。

本地特色として「蒙古奶茶」や「羊のもつ煮込み」がおススメされています。色々試してはみたいですが、これからの仕事の体調も考慮してミルクティーだけ頂くことにしました。

こちらは麺コーナー。元々朝食は軽めの自分ですので今回はパス。

相変わらず代わり映えしません(笑)

 

そしてこちらがモンゴリアンミルクティー。ラクダや羊のミルクを使ってるので独特の苦みというか酸味を感じます。日本で発売しても万人受けはしなさそうな味ですが、よく飲めばだんだんとその美味しさが分かってくる感じです（逆に日本のコンビニで売ってるようなミルクティーはある意味砂糖の入れすぎで甘すぎ・不健康なんですけどね）。

こうやってご当地メニューが頂けるのもありがたいことです。

 

 

以上、マリオット包頭の紹介でした。

 

帰りの車の中からはゲルも見えたりして、普段の中国とは違った一面が覗けるとても良いところでした。ぜひ夏に再訪し、郊外まで足を延ばして緑の大草原に佇むゲルなども見てみたいですね。

 

【総評】

日本から遠く離れた中国の地方都市でありながら、ゆっくり落ち着け、快適に過ごすことができました。いまだとラウンジも営業しているでしょうし、ハード・ソフトともにしっかりしていて、こちらに来られる方には安心しておススメできる一軒です。

 

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