2023年8月
厦門高崎国際空港から車で20分程のところに位置するW厦門 (W Xiamen) に宿泊しましたので紹介します。
さて今回はこちら。厦門での定宿はアンダーズ厦門ですが、今回はこちらにお世話になることにしました。
そして人生初の W(ダブリュー)です。
Wホテルはマリオットの上級ブランドの一つで、主に経済的に余裕のある若年層を対象に、ビジネスにもプライベートにも忙しさ&楽しさを求めるちょっとお洒落な今風のヤングアダルトをメインターゲットにしたブランドです。お値段も結構しますし、ちょっと騒がしいイメージなので仕事でお世話になることはありませんでしたが、厦門での仕事終わりに1日休暇として立ち寄ってみることにしました。
ホテルに着いたのは17時ちょっと前。チェックイン時間の15時からは十分に時間が経っていますが「申し訳ありません、ただいま清掃中で少しお待ちいただけませんか」とのこと。なんでも待てば一番安いワンダフルルームの予約からファービュラススイートへアップグレードして頂けるとのこと。
ちなみにマリオットのステータスはアンバサダーからチタンへと格落ちしています。去年、ハイアットにグローバリストになるほど宿泊したためマリオットのアンバ達成要件の2万ドルを超すことが出来ず、今年の3月からはチタンとなっていました。
さらにカウンター上のタブレットに目を移すとこちら。
『本日のエリート宿泊数』
アンバサダー6人、チタン39人、プラチナ53人。。。。。。。
!!!??!!?!?!?!?!!!
アンバの6人はいいとして、チタンが39人でプラチナ53人って。。。
プラチナはもちろん、チタンですらその大部分はアップグレード無理な人数です。JWマリオットバンコクの記事でも書きましたが、こりゃ無償アップグレードはかなり厳しい世の中になってきておりますな。世の中はステータスホールダーでこんなに溢れてるんですかい…!?。こりゃ、来年はアンバ復帰しないとラウンジ入場制限とか始まりそうですね…。
と、話しは戻ってチェックイン。
少し待てばスイートにアップグレード頂けるのですから、これは待たない手はありません。
「お待ちいただく間、ロビーラウンジでウエルカムドリンクをどうぞ」と1杯無料券を頂きます。
ロビーラウンジも音楽が掛かっていて、さながらクラブのような感じです。
ウエルカムドリンクのメニューはソフトドリンクのみ。
ジュースを飲みながら、部屋の準備が出来るのを待ちます。
そしてしばらくするとスタッフが鍵を持って来てくれました。
部屋へ向かいましょう。
するとエレベーターホールが…
!!!
壁と床にLEDが埋め込まれ、南国さながらの滝が流れています。
度肝を抜く、デザインセンス。これは映えスポットですな。
部屋に入るとまずはリビングスペースがあります。
入口横の鏡には手書きのウエルカムアートが。
そしてクローゼット。
中はまたまた度肝を抜く真っ赤っか。
その隣にはミニバー。
ミニバーもさながらクラブのような派手さ。写真で見ると目が眩みそうですが、実際はそうでもありません。
ワイングラスが掛かり、コーヒーカップもサイコロを模してておしゃれです。
こちらにはカクテルグラスにシェイカー。好みのカクテルまで作れちゃう仕様。
冷蔵庫にも色々なドリンクが入っています。
ミニバー。
これらの反対側にはテーブルスペースがあり、壁のデザインもピカピカ、パーティー仕様。完全にパリピの皆さん向けな部屋です。
横にはゲスト用のトイレ。
手洗い付き。
そしてリビングの奥へ。
デスク周り。
こちらの壁には何ともカラフルな絵が飾られています。
「何だかよく分からんけど、ド派手なアートやなー」程度で見てましたが、のちにこれがどういう意味を持つのか分かることになります…。
窓の外は、マンション建築現場ビュー。最近中国では建設途中で工事が中断したマンション群をそこかしこで見かけますが、こちらはゆっくりめながらも動いてるようです。
そして奥のベッドルームへ行ってみましょう。
入るとラゲッジスペース。
ベッドは大きなキングサイズ。ソファーとミニテーブルも付いています。
ベッドの上にはサイコロをイメージしたクッションも。
ベッドサイドのランプがおしゃれです。リング状の灯りになっていて、周りをほんのり明るくする何気に優秀なデザイン。買って帰りたい(笑)。
コーナースイートになっているのでベッドからはとても開放感がある眺めです。
ラゲッジスペースの隣にはクローゼット。
バスルーム入口反対側にも続きます。
そしてバスルーム。
シャワールームは大理石で豪華絢爛。
バスアメニティはダヴィネスの「MOMO」シリーズ。Wホテルが展開するブランドのひとつのようです。
バスルーム中央にはパウダーコーナー。
トイレはTOTOのネオレスト。素晴らしい。
最近は中国の色んな会社が出していますが、やはりトイレといえば東洋陶器。
スイートなのでシンクはふたつ。
アメニティは引き出しの中に入っていますが、ガラス張りで中が見えるようになっています。
ドライヤーも(たぶん)ダイソン製。
バスタブからはこちらも建築現場ビュー。こちらも少しづつ工事が進行しているようですが「絶賛販売中」の広告が掛かってることを考えると、まだ売れ残ってるのでしょうか。
一通り部屋を見て回ってるとハッピーアワーの時間になったので下に降りてみます。
今度は照明までもが妖艶になってて、よりクラブ感が増してます。
アサヒのスペルをミスってAsaihになってるのはご愛嬌(笑)。アルコールの種類は多くありませんが、基本は押さえてる感じです。
おつまみもそこそこ。マリオットボンヴォイ・プラチナ会員以上であればこれらが2時間無料でいただけるのはありがたいですね。
さて、部屋に戻ってくるとウエルカムギフトが届いていてターンダウンが施されています。パッケージに入っているのはパイナップルケーキ。パイナップルケーキというと台湾のお土産として有名ですが、ここ厦門でも地元の名産品となっています。
そして、あのリビングの壁のアートに隠された真実が明らかになりました。
天井からライトが照らされ-
赤色がつくと帆船が-
青色がつくと鳥の群れが-
そして緑色がつくと植物のアートが浮かび上がります。
数秒ごとにゆっくり色変わりし、これらの画が交代で現れるようになっていたのです。
遊び心にスマートさが加えられた素晴らしい仕掛けですね。
そして35階にあるHEATバーとプール、36階のジムを見てみましょう。
バー入口の自動ドアを入ると暗くなった通路の中央に柱があり、全面LEDで桜吹雪のような電飾がお出迎え。360°電飾の中を通るのですが、おしゃれすぎ…。
中は今風な若者たちがお酒を楽しんでいます。
そして一番奥がプールバーになっています。と言っても入るためのプールではなく、プールの周りに座るだけですが。
おしゃれですね。
そしてひとつ上に上がるとジムがあります。
おしゃれすぎ(何回め?)です。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
さて、ぐっすり休みまして次は翌朝の朝食です。マリオットボンヴォイ・プラチナ会員以上は5階のレストランで無料で頂くことができます。
朝食会場はかなりの広さがあるものの、多くのお客さんで賑わっています。選択肢も多く、とても満足できる内容です。
食事が終わると再度、プールを見に行ってみました。
なるほど、昨日のプールバーは隣のメインプールとガラス戸で仕切っていたのですね。
昼間は子供たちのプールとして開放されています。
以上、W厦門ホテルの紹介でした。
【総評】
見ての通り、綺麗でお洒落で立派なホテルです。宿泊する前は「ちょっとうるさそう…」という印象でしたし、確かに派手なホテルです。しかし、そこはさすがマリオットブランド。おひとり様の利用でも、仕事での利用でも、いずれも快適に過ごすことが出来ると思います。
世界のWホテルと比べてもリーゾナブルにステイ出来るところも魅力です。
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