2018年10月
マリオットのエリート会員プログラム「マリオットリワーズ」の中でも最上位に当たる、プラチナプレミアエリートアンバサダーを達成しましたので紹介します。
【ご注意】2019年2月より、新プログラム「マリオットボンヴォイ」がスタートしたことにより、以下一部情報が古くなっています。旧プログラム「マリオットリワーズ」の過去記事としてご覧ください。
2018年、マリオットホテルグループとSPGホテルグループが合併したことに伴い、それぞれのエリート会員プログラムも改定され、8月に一つのプログラムに統合されました。
以前のマリオットエリート資格は「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」の3段階でしたが、統合に伴い「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「プラチナプレミア」「プラチナプレミアアンバサダー」の5段階へ改編されました。
そもそもプラチナプレミアエリートアンバサダーという名称が長すぎて面倒なので、ここではプラチナアンバサダーと以下省略することにします。
このプラチナアンバサダー資格に関する日本語の情報が少ないので紹介も含めて説明したいと思います。なお、ここでの説明は全て「宿泊数の積算で資格を達成した場合のみ」を想定して書きたいと思います。
というのもこのプログラム統合に際し、あるアメリカのプロブロガー集団がやっているエアラインやホテルのロイヤリティプログラム解説サイトでは、かなり詳細に調査した上で記事を執筆しているにもかかわらず、コメント欄では「違う、俺はこうやって達成した」「私の現状と違う」「自分はこうなったが知り合いはこうなった」など、あまりにも無数のパス(経路)で資格を達成しているパターンがあり、どんなに詳細に調査しても必ず「おかしい」「違う」という事例が発生しています。クレカを所有してなる人、他社・他業種の上級資格から移行して来る人、ステータスマッチやキャンペーンで入ってくる人、システムミスなどで誤ってアップグレードされた人、そもそも内容を理解していないまたは勘違いしている人…等々、情報が錯綜しており、この2つのエリートプログラム統合の時点でかなりの混乱が発生しているようです。
ですので他の方がどう達成するかは別にして、大前提は年初に0泊だった自分が「宿泊数を重ねただけ」で達成した上での資格との前提でお読み下さい。SPG Amexカードなどの他のサービスは一切利用していませんのでご注意下さい。
さて、このプラチナアンバサダー資格ですが、達成基準は「年間宿泊数100泊以上、かつ2万USドル以上の支払い」で、この両方を満たすことが条件となります。年に100泊ということは3.65日に1泊している訳ですからかなりの頻度です。自分の場合は10月末に達成しましたので300日で100泊、3日に1泊です。いざ振り返ってみると、そんな頻度で宿泊していたんですね、我ながら意外です。そして二つ目の条件、2万ドル以上の支払いは1泊に200ドル宿泊代を払えばなれますからほぼ達成できる数字です。
自分は106泊で2万ドルを超えましたので1泊190ドルの計算になります。
そして、達成5日ほどして担当アンバサダーからご挨拶のメールが来ました。文面は載せませんが「必要なお手伝いや手配があれば何なりとお申し付け下さいませ」とのこと。そう、数ある特典の一つがこの、1人ひとりにアサインされる専任アンバサダーによる個別のお手伝いです。
自分は基本的にあれこれ希望をつけることはありません。マリオットリワーズデスクに電話するのはステイ後に二重請求などの支払い関係で問題が発生した時ぐらいです。
ただ、前掲のブログサイトなどの情報によると、アンバサダーは各メンバーのステイパターンや好みを可能な範囲で事前に調査し、可能な限りリクエストに応えてくれるとのこと。基本的にホテルのマネージャーの裁量の範囲を超えることはできないけども、フロントデスクよりは権限があり、フロントでダメと言われてもアンバサダーに電話したらオッケーになった、などの体験談もありました。
どれだけお世話になるか分かりませんが、何かリクエストしたいことがあれば試してみたいと思います。
そしてもうひとつのプラチナアンバサダー資格の特筆すべき特典が「Your24」です。
これはチェックインからチェックアウトまでを24時間内の任意で選べるサービスです。例えばチェックインが20時だったとすると、チェックアウトは翌日の20時を選択し翌日もゆっくりできるというサービスです。
これはかなり使えますね。元々プラチナ特典として16時のレイトチェックアウトが利用できましたが、翌日のフライトがそれよりもさらに遅く、できるだけ長く部屋を使いたい時に威力を発揮しそうです。
その他にもラウンジアクセスや部屋のアップグレードなどもありますが、ここらへんはプラチナ特典と差がありませんので目新しいものではありません。
できればホテル↔空港間の無料個別送迎などあれば(たとえタクシーであっても)自分としてはホテルステイが完璧になるのですが、そこまでコスト増はできないのでしょう。
これから2020年の1月まで、このプラチナアンバサダー資格を楽しみたいと思います。