2023年5月
東京(成田)発クアラルンプール行MH89便にてマレーシア航空A350-900型機ビジネスクラスに搭乗しましたので紹介します。
さて、マレーシア航空(MH)のビジネスクラスはちょっと変わった配置になっています。公式HPの事前座席指定ページを開くとこの通り。
ん?なんだこれは。特に後方の方は席が等間隔に並んで不思議な配列です。妙に空いてる空間は何…?
実はこれ、ちょっと手を抜いた図なので、もう少し現実に即して手直しをすると、こんな感じになります。
1‐2‐1配置と1‐2‐2配置が交互に並ぶ、かなり珍しい機内配置なのです。
そしてこの変わった配置が故に存在する『王様シート』と呼ばれるプラチナシートがあります。
それが2K、5K、9K、11Kの4つ。
これらの座席は前後の2席の中間の隙間をレッグスペースに使うため、場所は中央ながら両脇に広い空間が取られたまさに王様の玉座のような座席。
35席あるうちのたったの4席ですから、競争率はかなり高め。予約したら事前座席指定で速攻確保しましょう。
さて、このビジネスクラス配置。王様以外もかなり変則的なデザインになっていて、全ての座席が平等なワケではありません。
中央の2席は「通路から離れた席」と「通路に近い席」のセットが交互に配置されています。
「通路から離れた席」はサイドテーブルの上に収納があり「通路に近い席」はサイドテーブルの下に収納があります。そして「離れた席」は両方にサイドテーブルがありますが、「近い席」は片側にしかありません。
なので「離れた席」の方が若干スペース的に余裕がありますね。
ちなみに窓側の座席の通路寄りには収納が2つあります。
そしてさらに例外が…。最後の1列(座席番号11Dと11G)だけはサイドテーブルが中央ひとつだけになります。しかも収納は11G側にあるので11Dは収納すら無くなります…。
うーん、これは気にしない人は気づかないかもしれないけど、結構な不平等…(泣)
なぜなら『王様シート』は-
テーブルあり+収納あり+テーブルあり+収納ありですから…。
ということで今回、なんとか最後の1席を確保。記事のタイトル通りマレーシア航空ビジネスクラス『王様シート』のレビューとなりました。
それではいってみましょう。
座席にはあらかじめ敷きパッド、掛け布団そして枕がセットされています。昼間の便でしかも7時間程度の中距離路線でありながら、かなりしっかりしたアメニティの用意です。
足元はこの通り。レッグスペースが前席の中間部を利用してるのが分かります。
着席してまもなくウエルカムドリンクを持ってきてくれました。
シート周りを詳しく見てみましょう。こちら側には扉・鏡付きの収納、読書灯、スマホがちょうど入るホルダー、シートコントローラー、そしてペットボトルが入るミニ収納などがあります。
収納の上にも小物が置けるスペースがあります。少し板のようなのが顔を出してるのはメインテーブルです、
サイドテーブルのカバー内にはコントローラーが。個人用画面はタッチスクリーンなので使うことはありませんでしたが。
シートコントロールは2か所にあり、横になった状態でも操作しやすいように工夫されています。
メインテーブルは引き出して回転させるタイプ。
通路側からの展開なので、テーブルを出したままの離席はできません。
とはいえ、広すぎるほどのテーブルスペースがあるので困ることはないでしょう。
かさばる大きさの枕、敷パッド、ブランケットを置いても余るほどのこの広さ。
ドリンクや小物を置いても十分な空きがあります。
そしてもう一方の収納。こちらもかなりの収納力があります。
そして足元。写真では分かりにくいですがかなりの奥行があります。日本人の平均的な身長であればフルフラットにしてもつま先が付くことはないでしょう。
そして機内食のメニュー、アメニティそしてスリッパを持ってきてくれました。
さて、ウエルカムドリンクを飲み終え、おしぼりが回収されるといよいよ離陸します。
毎度のことながら上空から富士山を拝む恒例行事ですが-
今回はあいにくの雲中飛行。まあ、天気が悪い日でしたので予測はしてましたが…。
巡航高度に到達し、シートベルト着用サインが消えると客室の方は食事の準備に入ります。
今回の機内食のメニューはこちら。フィッシュ、チキン、パスタ、日本食の4択と太っ腹。
しかし、オーダーを取りに来てくれたCAさんいわく「売切れでフィッシュかパスタしかございません。申し訳ありません」とのこと。クラス後方の座席あるあるですが、やはり4択もあると1択あたりの搭載数が少なくて「もうありません」になる確率が上がってしまいます。まあ、自分は機内食・命ではないのでフィッシュをお願いします。
機内食を待つ間、アメニティをチェックしてみましょう。入れ物は英国の高級レザー・アクセサリーブランドの「アスピナル オブ ロンドン」。使用後はトラベルポーチとしても使えそうなしっかりした製品です。
機内エンタメは映画・ドラマとも本数は少なめ。日本のテレビ番組は「半沢直樹」と「走る緊急救命室」の2本のみ。
ここら辺はあまりお金を掛けない印象ですね。
そうしてると機内サービスが始まりました。まずはテーブルクロス。
ドリンクとおつまみのサービス。今回はシャルドネを頂きます。
そしてMHおなじみのサテーから。甘いピーナッツソースがお肉と絡みます。
続いて前菜です。エビをマンゴーで挟んだサラダ。甘辛いサルサソースをつけて食べるとエビやマンゴーの甘さなどと絶妙にマッチして美味。
そしてパンはバスケットから選びます。毎度のことながらガーリックトーストを。
これらを食べ終わると、メインがやってきました。
白身魚に掛かったエスニックでスパイシーなソースが味を引き立てます。これをターメリックライスに掛けると、二度おいしい。
そして締めのデザートはパッションフルーツのクリームタルト。甘さ控えめながらもパッションフルーツとラズベリーの味がしっかり感じられとても美味。
とてもおいしい機内食でした。
機内食を食べ終わると、少しシートを倒して休むことにします。当然ながら完全フルフラットになります。
この時点で沖縄を過ぎたあたりです。クアラルンプールまではあと4時間39分。おやすみなさい。
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そして、しばらくして目が覚めました。残り時間を確認するとあと55分。3時間半ほど寝たんですね。あまりの快適さにぐっすり寝てしまいました。
起きるとCAさんがやってきて「到着前にリフレッシュメントはいかがですか」と声を掛けてくれます。
せっかくなのでフルーツを。そうすると「アイスクリームもどうぞ」と持ってきてくれました。
それが終わると機内は片づけ、着陸の準備に入ります。
そしてマレーシアの緑あふれる大地が見えてきました。
機体は20分ほど早く無事クアラルンプール国際空港に着きました。
【おまけ】
最後に、ビジネスクラスの上級座席「ビジネススイート」を。こちらは検索サイトなどではファーストクラスとして販売されていますが、MHによると「さらなる上質なサービスを求める顧客向けへの新しいビジネスクラス」だそうです。事実上のファーストクラスですね。
素晴らしい。いつかこちらも乗ってみたいですね。
【総評】
いやー、王様シートだったというのもありますがこれはかなり良いビジネスクラスです。一人分のスペースは最大級といっていいでしょう。
仮に王様シートでなかったとしても、サービスレベルが高く、とても満足のいくビジネスクラスだと思います。記事内では触れませんでしたが、担当の日本人客室乗務員の方は笑顔が素晴らしく、それぞれの乗客に真摯、丁寧に接していてこちらとしてもとても印象に残るフライトでした。
JAL便として発券してたため、JALのフライオンポイントも貯まり、あらゆる面からお得なビジネスクラスでした。
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