【コロナ】深圳から陸路で中国入国した件

2020年8月

コロナにより各国の入国制限が引き続き行われる中、香港から深センの入国ポイント「通称・深センベイ(Shenzhen Bay)」を通って中国に入国しましたので紹介します。

さて、長いこと国境を越えた移動が出来ない状態が続いていましたが、今回会社の申請でビザが下り、早速中国本土へ送られることになりました。一応、理論上は入国できる事になっていますが、どうなるか分からない一抹の不安、そして仮に入国出来ても待ち受ける14日間の強制検疫(隔離措置)。不安でしかありません。そこで自分の経験が誰かの役に立てばと、今回記事にすることにしました。なお、これは自分の体験談で、他の方に当てはまるかは個々の状況によるので記事に一切責任は持てませんのであしからず。

タクシーは香港側の深圳ターミナルで下ろされます。そこから荷物を引いてターミナル内へ。

出入国ターミナル内は当然撮影禁止のため、1週間後に記憶を頼りに書き起こしたイラストで代用します。実際にはもっと検査台があったかもしれませんが、「おおよそ」こんな感じです。

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場内は防護服を着た職員だらけで、一応流れを説明する大きな掲示などもありますが、全て中国語のみで英語はありません。これは数多く記入する各種用紙もそうです。

自分は明らかにアジア人なので中国語で話し掛けられますが「Sorry, I don’t speak Chinese」といえばそれなりに英語が出来る人が説明してくれます。特に検査台①のお兄さんは結構英語が流暢でした。また、外国人の入境が少ないのか、他の入境者には適当でも自分には付きっ切りで丁寧に説明してくれました(笑)

他の検査台でもたどたどしいですが英語のカンペを見ながら色々質問され、用紙記入を行います。ただ、どこも質問内容は同じで「過去14日間の訪問国」とか「居住区にコロナ陽性者が発生したか」など渡航歴と陽性者との接触、そして自分の体調に関する質問です。

④の検査台では色々質問されて、リスク判定欄に「高」と記入されターミナル外に仮設されたプレハブ小屋へ連れていかれました。そこで喉と鼻に検査棒を入れられPCR検査が行われました。喉の検査は大したことありませんが、この鼻に突っ込まれるのが不快極まりありません。

その後、さらに色々質問、記入を繰り返し、入管へ。そしてそこを通過するとホテル区分けに入ります。

ホテル区分けは基本的に最終目的地ごとに選別しているようですが、3日後に通過した同僚は自分とは違う地区のホテルに分けられたので、どのように判断しているのか分かりません。目的地以外にホテルの空き状況、通過する時間等色んな事情があるのでしょう。

そしてホテル区分けの所でパスポートを預かられます。ホテルに着いてから返されます。

ターミナルを出ると大きなテントが張ってあり、地区ごとにイスに座ってホテル行きバスを待つよう言われます。自分はここで5時間待ちました…。

肩には地区名が入った大きなシールが貼られるのと、バスが来ると全員の集合確認が行われるので、置いていかれることはありません。

香港側からターミナル内に入り、中国側のバス待ちテントに着くまで、ちょうど1時間でした。基本的に人はまばらで各検査台でも待つことはありませんでしたが(飛行機と違って来る人が分散しているのもあると思います)とにかく記入、質問、記入、質問の繰り返しでした。

ただ全体を通して感じたのは、職員はみな親切で、流れ作業で事が進むので過剰に心配する必要はないかなと思いました。

Q&A 考えられる質問集を作ってみました。なお、下記の回答は全て想像や推測を含むもので、確定的に答えられるものではないので参考程度でご覧下さい。責任は負いませんのであしからず。

Q.全員隔離ということだけど、1人づつ隔離されるのか。未成年はどうなるのか。家族での隔離は可能なのか。

A.家族での隔離は可能と思われます。実際のところはホテルとの調整次第だと思いますが、例えば一家4人で同じ部屋に入ることは可能だと思われます。実際、自分の隔離グループに4人家族が居て、その家族は一つの部屋に一緒に入っていました。ただ、事前にセットされているアメニティ(バスタオルやトイレットペーパー類)を多く貰う必要があるので、それはホテル側へ要望する必要があると思います。あと、狭い部屋に4人で入る不便や、ファミリールームのような大きな部屋を手配できるかもホテルと相談する必要があると思います。ある程度の交渉は出来る余地があると思います。

Q.隔離されるホテルは選べるのか。

A.これは基本的に不可能だと思います。「このホテルは嫌なので別のホテルへ」なんて希望は受け付けていないと思います。そもそもどこに送られるか選べません。ただ、その区分けが行われる前に質問され(自分の場合はたどたどしい英語で)「Do you have any problem?」と聞かれました。これは「私は持病持ちで」とか「ベジタリアンなので」とか「宗教上あれこれで」みたいな最低限のニーズは聞き取られます。「私は安いホテルは嫌なので高級ホテルへ」みたいなことも言えば考慮された可能性もありますが、そこは分かりません。

Q.ホテルの部屋や食事はどんな感じか。

A.これは本当にばらつきがあると思います。自分が充てられたホテルはベランダがあり、外の空気が吸える良いところでしたが-

同僚がアサインされたホテルはこの通り。

食事もツイッターなんかで他の方の投稿と比べると自分のホテルは味も品数も良い方かなと思います。

Q.毎日の食事はホテル以外から手配できるのか。

A.これはホテルによります。自分がアサインされたホテルは外部からの配達禁止で、ホテルの食事のみ可でした(ただ近所の提携スーパーからの配達のみ可能でポテチやお茶などの配達は可能でした)。しかし自分の同僚がアサインされたホテルは外部からの食事配達はOKで、これもホテル次第になります。

Q.酒やタバコはOKなのか。

A.これもホテル次第だと思いますが、自分がアサインされたホテルは酒・タバコ禁止でした。自分はどちらもナシで大丈夫なので問題ありませんでしたが、必須な方には辛いですね(禁酒・禁煙のきっかけにはいいでしょうが…笑)。ただ、前出のように、ホテル分けの際に「自分は喫煙可のホテルにして欲しい」と希望を出せば喫煙可のホテルにアサインされる可能性はありますね。

Q.これから向かう人へ持ち込みおススメのアイテムは。

A.個人的嗜好品以外であれば、VPN(中国向かう人は当然ですが念のため)。Youtubeやアマゾンプライムなど、動画や日本のニュースチェックに欠かせない必需品です。あと毎食ご飯(ライス)が来るのでふりかけがあると食事を乗り切るのに助かります。やはり日本のようにお米が美味しい訳ではないので。あと食事に偏りがあるかもしれないのでビタミン剤などのサプリもおススメです。ちなみに洗濯用洗剤を忘れずに!と言う方もいましたが自分は石けんと水洗いで事足りたのでそこまで要らないかなと思います。それよりも速乾性のスポーツシャツと短パンがおススメ。洗って手絞りでも数時間で乾くので、部屋が服で万国旗状態にならなくて済みます。洗剤と洗濯の心配が要らなくなり、かつ荷物が増えないので合理的です。

Q.ホテルとのやり取りはどうするのか。中国語が分からない場合はどうすればいいのか。

A.ホテルの区分けが済むと、強制的に微信(WeChat)のグループに参加させられます。そのグループにホテルの担当者も居るのでそこでのやり取りが毎日の基本になります。自分は中国語が出来ないので英語でやり取りしますが、一人ぐらいは英語が出来る人がいるのでコミュニケーションはさほど問題ありません。また他の隔離者の会話もWeChatでは自動で英語に翻訳してくれるので、どういう会話がなされているか大体分かります。

Q.14日間部屋から出れないのに精神的に持つか心配。

A.確かにインドア派の自分でもストレス溜まりましたが、アウトドア派(家でじっとしているのが普段から苦痛派)には相当堪えると思います。家でゴロゴロも週末などの数日だから良いのであって、14日間はほんと長すぎです。期間の半ばに「睡眠やストレス、精神衛生に関するアンケート」が配られました。これはやはり精神的にダメになる人も中にはいて、それを予防するためのものではないかと思います。ただ、そこで「精神的にムリ」と言ったところで出してはもらえないでしょうが…。なので不安な人は「自宅で1週間どこにも行かない実験」をするといいかもしれません。結構キツイです。

【結論】

基本的に部屋の環境やサービス・食事のよりけりはアサインされるホテルに大きく依存します。本当に運ですね。ただ、出来るだけ譲れない最低限の希望は言っておいた方がいいでしょう。

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