アムトラック カスケーズ号 乗車記【予約乗車編】

2019年7月

バンクーバーからシアトルへの移動のために、アムトラック鉄道公社運行のカスケーズ号(Amtrak Cascades)に乗車しましたので紹介します。

 

さて、アムトラックなんて最後に乗ったのは2005年です。その時は所用でサンフランシスコからマーセドまで利用しました。その当時の記憶でも「アムトラックはサービスは悪く、車内は汚く、駅は危険」という先入観がありましたが、意外にも快適な車内で肩透かしを食らった印象でした。

それから14年。全く縁がありませんでしたが今回、久々のアメリカ列車の旅となりました。元々鉄道の旅が好きなのですが、移動交通手段としては時間も掛かり、仕事として使うにはなかなか選択肢に挙がりません。今回はバンクーバー・シアトル間の移動に飛行機も考えましたが、時間的余裕があることで鉄道の旅を選ぶことにしました。

 

【公式HP】

https://www.amtrak.com/home.html

 

公式HPは日本語非対応ですが、基本的な英語力で全然ナビゲートできるレベルです。まずはバンクーバー→シアトル間のスケジュールを調べます。

「Schedules」をクリックし「Get downloadable schedules for all routes」をクリックすると全路線の一覧が表示されます。今回利用するのはAmtrak Cascades号なのでそこをクリックすると-

公式HPより引用

PDFで時刻表が出てきます。スケジュール的に11:30発の便(赤印)が良いですが、薄緑、紫、クリーム色の色付けが何を意味するのか分かりません。

ページ2枚目を見ると、「クリームは昼行列車」「紫は夜行列車」「緑は連絡・接続サービス」とあります。

そう、11:30の便は小さなバスマークが示す通り、バス会社運行の「シアトル発のアムトラック」へ送客するバス便なのです。せっかく鉄道の旅を楽しみたいのにバスでは意味がありません。そうするとバンクーバー→シアトル間で本当のアムトラック列車利用ができる便は6:35発か17:45発の2便(青印)に限られてしまいます。

早起きするか夜遅く着にするかの2択。早起きして6:35発の便にすることにしました。

そして「BOOK NOW」という緑のボタンをクリックして発着地、日付、人数を入力すると予約できる便と料金の一覧が表示されます。

公式HPより引用

ここでもバスマークが出ているので分かりますね。バスだと45ドルで利用できますが、列車だと77ドルです。それでも飛行機などの他の交通機関と比べればかなりお手頃な価格設定です。

あとはクレジットカードなどで支払いを済ませば、メールで決済確認書が送られてきます。それを乗車時に提示するかアプリをダウンロードして見せて乗車することになります。

 

それでは当日です。バンクーバーの駅はパシフィックセントラル駅(Pacific Central Station)。ダウンタウンからも程近く、宿泊ホテル(ダグラスオートグラフコレクション)からもタクシーで5分程で着きました。

 

ちょうど日の出の直後。静かなバンクーバーの夜明けです。駅は意外にもこじんまりとしていますが、デザインがさすが。鉄道の旅気分を盛り上げてくれます。

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出発40分前に着きましたが、ホームへの入口にはすでに長蛇の列が出来ています。

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駅構内には両替所やお土産屋さん、レンタカー窓口そして寿司屋までありますが全てまだ開店前。コーヒーショップは開いているので飲み物やバナナ、クッキーなどの朝食は買えます。

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「列車へ(Trains)」と書かれたホームへの行列に並ぶと、アムトラックの制服を着たお兄さんが寄ってきて、乗車券の提示を求められます。アプリ上の乗車券を機械でスキャンされ、青い紙の札を渡されます。

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そして列で待つ間に税関申告書を記入します。

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出発15分程前に入国審査が始まり、列が動き出しました。入国審査前には小さな台に立つおばさんがおり、その人に適当に席がアサインされ、青い札の裏に張られます。

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9号車の35番席。窓側か通路側かも分かりません。聞けば教えてくれたんでしょうが。

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出国審査にやたら時間が掛かり、出発5分前でもまだこれだけ列があります。間に合うんでしょうか。

 

ほぼ出発時刻に自分の審査が終わり、列車に向かいます。「プラットホームがいくつもあり、列車が数編成止まっているいかにも駅」を想像したのですが、国際列車のため網フェンスで囲われた1線に1編成止まっているなんとも殺風景な絵です。

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最後尾の10両目は貨物車です。ここで持ち込みサイズ(21cm x 55cm x 35cm)を超える荷物は預けることになります。

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そして車内。席はもうすでに満席です。座席は中央にテーブルのある4席グループシートがありそれを境に中央に向く座席配置になっています。

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新幹線のように進行方向に向かって座席の向きを変えられないため、かならず半数は後ろ向きに走行することになります。

自分の35番席も残念ながら後ろ向きそして通路側のシート。きっと早く並んだ人たちに前向きシートは取られたのでしょう。しかし40分前に着いてこれですから、どれだけ早く来たらいいんでしょうか。

シートピッチはエアラインのエコノミークラスより広い間隔です。

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そして座席上の棚にはプラスチックの小さな差込口があり、ここにあの青い紙の札を差しておきます。車掌に支払いを済ませたことを示す印です。

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カスケーズ号の路線図です。この路線はバンクーバーとオレゴン州のユージーンを結ぶ路線で、途中シアトルやポートランド、セイラムなどの主要都市に停まります。ワシントン州を縦断してオレゴン州の中ほどまで行く路線ですね。ただし一本の列車が全線を走ることはありません。最長でバンクーバーからポートランドまで、またはシアトルからユージーンまでです。

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ちなみにアメリカワシントン州にもバンクーバーという町があります。予約の際は「Vancouver WA」ではなく「Vancouver BC」を選ばないと間違った予約をしてしまいます。

今回のバンクーバー・シアトルは4時間ちょっとの旅です。

 

さて、車内の設備そして車窓からの壮大な景色はその2へ続きます。

 

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