2023年5月
ロンドンヒースロー空港からバスで20分ほどのところに位置するシェラトン ヒースロー ホテル (Sheraton Heathrow Hotel) に宿泊しましたので紹介します。
さて、今回はこちら。仕事でロンドン南部へ行くことになりましたが、その前にロンドン周辺で1泊する必要がありました。市内へ出てもいいのですが、市内のホテルはどこも1泊4~5万円。空港から市内へ向かうタクシー代も含めれば結構な金額になります。しかも天気を調べると15度で雨の予報。寒い雨空の中、高いお金を払って市内へ行く気にもなれませんでしたので今回はヒースロー空港周辺でリラックスすることにしました。
ヒースロー空港の周りには、マリオット・ヒルトン・ハイアットがそれぞれ数軒ホテルを展開しています。値段的にも120~150ポンド近辺で横並び、あとはそれぞれの好み次第といった感じです。とりあえずあれやこれや悩んでも仕方ないので、やや投げやり的にこちらを選んでみました(ちなみにシェラトンは2軒あり、シェラトン・スカイラインとは別のホテルなのでご注意を)。
【アクセス】
ヒースロー空港から「Hotel Hoppa」という周辺ホテルを巡回する有料バスが運行されています。第2・第3ターミナルからは「H2B」に乗車で20分ほど。第5ターミナルからは「H5B」で30分ほど。公式HPで予約・決済してQRコードで乗車する流れです。
さて、それでは早速部屋です。空港周辺の高さ制限のため4階建ての低層ホテルですが、その分ワンフロアの部屋数はすごいものです。そして半数近くが中庭を向く設計になっており、残念ながら今回はその中庭ビューの部屋になってしまいました。

まあ、ほとんどの人はフライトの前泊や乗り継ぎなどが目的で、ここでラグジュアリーなバケーションをされる方はいないでしょう。
入るとまずはバスルーム。

バスタブはなく、シャワーのみ。

バスアメニティはロンドン発祥の「Gilchrist & Soames」。

ヨーロッパあるあるですが、シャワーはカーテン式ではなくガラス戸が半分まであるタイプ。これだとどんなに隅っこで外に漏れないように洗っても水が飛び散り外がびしゃびしゃになります。ヨーロッパ人は気にならないのかいつも不思議なのですが。

洗面アメニティは石鹸とローションのみ。歯ブラシやカミソリなどは置いてありませんがアプリでリクエストすれば持ってきてくれます。

そしてベッドルームへ。

部屋は広くはありませんが、ベッドボード上に大きな鏡を置くことで部屋を狭く見せないよう工夫してあります。

クローゼット・ミニバーです。

無料のミネラルウォーター、そしてコーヒー・紅茶が置いてあります。

このロータスのビスケットは美味しいですね。すぐ食べてしまいました。

冷蔵庫の中は空っぽ。私物の飲み物等が冷やせるのでこれはこれで良いですね。

窓際にはデスクが。

コンセントは2口ありますが、イギリスのBFタイプとヨーロッパ主流のCタイプのみ。日本のものとは形状が違いますのでアダプターをお忘れなく。

そして隣にはソファーがあります。



テレビではホテル内のサービスを確認できます。朝食は地階(日本の1階)のキャスト アイアン バーで7時から10時半まで、クラブラウンジは24時間利用出来ます。

そしてこちらがCast Iron Bar。ラウンジはここから入るちょっと変わった構造です。





夜のハッピーアワーの食事はこのような感じ。
サンドイッチやサラダに加えて、牛の串ものやラビオリなどもあります。

ヨーロッパは簡易的なおつまみで済ますラウンジも多い中、しっかり食事を提供してるのは立派です。
ラウンジの外のロビー横には「ロビーマーケット」があります。ここは完全セルフで飲み物やおつまみを調達することができます。



また、遅い時間に着いて仮にレストランが終了してしまっても、最悪道を渡った反対側(徒歩2分)には24時間営業のマックがあるので、食事に困ることは無いでしょう。
翌日の朝食は前出のキャストアイアンで頂けます。こちらもきちんとした朝食が用意されています。

以上、シェラトンヒースローホテルの紹介でした。
【総評】
空港周辺のホテルですからラグジュアリーな高級ホテルではありません。しかし、ラウンジでの食事にしても「ポテチやピーナッツにビール1本程度」の手抜きサービスではなく、きちんと温かい食事を提供するなど空港周辺のホテルとしてはサービスレベルは高いですね。それは「マフィンとコーヒーのみ」みたいなレベルではない朝食もそうです。
ちなみに今回、朝5時着のCXでヒースローに降り立ち空港で少し時間を潰し、ホテルに着いたのは朝の7時前でした。
当然チェックインは出来ないのですがダメ元で平身低頭にお願い。うーん、こんな早くかい、という顔はされましたが、そこはこちらが「はい、無理なのは重々承知なので出来なければもちろん…」と丁寧にお願いするとマネージャーが出てきてオーケーを頂けました。空港周辺のホテルなので慣れているとは思いますがそれでも柔軟に対応して頂けたのは特筆すべき点です(なお、必ずアーリーチェックインが出来る訳ではないのでそこはご注意を)。
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