【コロナ禍】中国東方ビジネスクラス搭乗記

2021年5月

東京(成田)発上海(浦東)行きMU524便で中国東方航空B777-300型機ビジネスクラスを利用しましたので紹介します。

 

いまだコロナが収まる気配を見せない中、止むにやまれず中国へ派遣されることになりました。会社規定ではプレエコですが、当便にプレエコの設定は無く、かつエコノミーも満席ということでビジネスクラスで向かうことになりました。そもそもソーシャルディスタンスを訴えながらエコで満席状態で座る意味がよく分かりませんが、ビジネスで向かえるだけで御の字です。

 

まず、空港に到着するとチェックインカウンターの前は長蛇の列。

チェックインカウンター混み具合
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うげー、これは先頭に到達するまで相当な時間が掛かりそうです。

念のため、チェックイン入口まで行ってみます。するとファーストとビジネス、上級会員向けレーンは並び人数はゼロ。ああ、良かった。

エコノミーは売り切れですから直前キャンセルや書類不備などを除けば満席に近い状態なんでしょうか。自分は2時間20分前に到着しましたが、かなり待つことを覚悟した方がいいでしょう。

 

ビジネスクラス乗客向けのサクララウンジは現在閉鎖中ということでJALのファーストクラスラウンジを利用することができます。ラウンジの詳細は後日別記事で掲載します。

 

今回の機材はB777-300ER型機。主に長距離路線に投入される大型機ですが、現在東京ー上海間はこの機材が毎回充当されているようです。

上海便機材
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今回はオンラインで窓側の席を事前に指定しておきました。過去1か月の飛行経路を調べると、ちょうど富士山のすぐ南にある航路を西に飛ぶため、天気が良ければ右席窓から富士山が見えるハズです。

ということで今回は機体右側の窓側を確保。しばらく日本に帰れないので最後に富士山だけでも見てしばしのお別れとしたいところです。

 

そしてコロナ対策ですが、ゲート前では体温チェック、搭乗ブリッジ内ではウエットティッシュで全員手を拭かせられました。

座席はこの通り。

中国東方航空ビジネスクラス座席
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中国東方航空ビジネスクラスシート
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中国東方航空ビジネスクラス席
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中央席はこの通り。1-2-1配列のリバースヘリンボーンタイプですね。

中国東方航空のビジネスクラス機内
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通常ですと、枕やブランケットがセットされているんですが、コロナ対策として一切提供していないようです。中国はこれから夏ですが、機内対策としてジャケットは持ち込んだ方がいいでしょう。

客室乗務員は全員防護服にゴーグルのフル装備です。

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ところが乗客の一部(主に中国人)も防護服着る人が結構いるので、どれが客室乗務員でどれがお客かもうごちゃごちゃ…。

 

それ以外のアメニティですが、座席によってはスリッパが事前に用意されているところもあれば、無いところ。ヘッドセットが既に配置されているところもあれば、無いところ、とさすが中国。サービスが一定していません。

中国東方航空ビジネスクラスシート
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コロナ前は、日本着便は到着した際に日本の清掃業者が各航空会社から支給されたサービスアイテムをセットしていたと思うのですが、いまは中国当局が外地で物品を搭載するとそこから感染が広がる可能性があるので、清掃業者に支給していない(?)のかもしれませんね。

自分の席にはスリッパは配置されていましたが、ヘッドセットはありませんでした。

 

以前のようなウエルカムドリンクなどのサービスはありませんがウエットティッシュは配られました。自分たちでテーブルやボタンなどの気になる部分を拭きます。

ビジネスクラスシート
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ビジネスクラスシート
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ビジネスクラスシート
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そして出発です。離陸してすぐは富士山が見えていましたが、上空を通過する頃には雲中飛行になり残念ながら間近から見ることは叶いませんでした。

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機内ではWifiが利用でき、ビジネスクラス利用者は座席番号とパスポート下4桁で無料で使えます。

機内ネット環境

普通にヤフー経由でニュースが読める速度はありました。

 

水平飛行に移ると、機内食が運ばれてきます。以前のように飲み物から順番にサービスされることはなく、弁当箱による配給です。ここで初めて飲み物も出されます。水1本…。

ビジネスクラス機内食
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上海で搭載されるので当然冷たいミール。

プチトマトに、このアップルパイ風の包みは何でしょうか。

中国東方航空ビジネスクラス機内食
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うーん、食べてみても中身が何だか分かりません。不味くはありませんが、美味しくもなく。右下の緑のケーキみたいなの行ってみましょう。

機内食
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プラスチックフォークを差すと、折れんばかりの固さ。え?ケーキじゃないの。

ビジネスクラス食事
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外はカチカチの中には餡子が入った中華スイーツでした。じゃあ、左隅のハートのクッキー行きましょう。これは間違いようがありません。

・・・と思ったら湿気てました。

唯一、中央のようかんみたいなのは食べれました。

 

ということで早々と機内食は片付けてもらって後はひたすら横になって携帯をいじります。

ビジネスクラスシート
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この時点でまだ大阪上空です。

 

片道20万円の高価格ビジネスクラスですが、サービスはとても質素です。ほぼ座席と周りからのディスタンスにお金を払ってる感じですね。

 

ということでこのまま着陸まで過ごしました。日系を利用していればそれなりの機内食が出たかもしれません。

 

【総評】

ほとんどの方は朝に家を出て、空港へ到着。そして搭乗して上海まで、という順を追うことになりますが、空港に着いても検疫作業が入るので、隔離ホテルに到着する頃には夜の9~10時になります。

機内食を当てにせず、きちんと食事を取り、かつインスタント麺などの非常食を用意しておきましょう。自分が隔離ホテルの部屋に着いたのは夜の10時を回っており、当然のごとく夕食は支給されませんでした。自分は成田着く前にコンビニでおにぎりやサンドイッチ等準備しておいたのでそれでうまく乗り切れました。多くの方は日本食携行で臨んでおられるので問題ないでしょうが、念のため。

 

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