ザ・上海エディション【宿泊記】

2021年2月

上海虹橋国際空港から車で45分程のところに位置するザ・上海エディション(The Shanghai Edition)に宿泊しましたので紹介します。

 

以前から、外灘(バンド)が部屋から眺められるホテルはどこか、ということで探していたうちのひとつがこちら、上海エディション。

 

上海の象徴である外灘の夜景を部屋から見ながら一度はステイをしてみたいと思い、今回こちらを試してみることにしました。ですのでアンバサダー特典の無料アップグレードを期待するより、確実に泊まれるようあらかじめ外灘ビューの部屋を予約しました。

一般の客室より200元ほど高いですが、ここは確実を期して。

 

さて、空港からはDiDi(タクシー)で向かいましたが、ホテル近辺に到着しても周辺をぐるぐる周ることになり「ホテルに付けられない」と運転手が言ってきます。そこそこのホテルなのに車寄せが無いはずはないと思い、地図アプリと外を見ながら運転手と探しますが、確かにホテル周辺が歩行者天国になっていて車が入れないようになっています。結局、ホテルに最も近い裏手の路地で下車することになりました。

ホテルにチェックインして、ロビーのコンシェルジェに聞くと「以前は車で乗り入れることが出来ましたが、2020年頃からホテル前の道が歩行者天国で車が入れないように改正されたため、今は徒歩でしかアクセスできません」と。

今回、重いスーツケースを二つ引き、さらに小雨が降る気温8度という絶悪コンディションで車を降ろされ、30~40秒程とは言え濡れながら歩かなければいけなくなり、始まりからちょっと気分が沈みます。

下記の案内図にはホテル入口を示す赤い星印が3つありますが、訪問時はコロナ対策もあり、青丸の1ヶ所しか利用できないようになってます。なので車は緑丸で降りて少し歩くしかないんですね。まあ、南京東路を歩行者天国にしたのは行政であってホテルのせいではありませんが…。

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それでは早速部屋です。

避難経路図で見ると、自分の部屋の(縦方向の)並びが外灘に面した部屋。自分の横方向の並びそしてその反対側が、外灘が横に見えるかな?という部屋だと思います。

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まずは入るとバスルームとベッドルームへの分かれ道。

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その中間に冷蔵庫・ミニバー。

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バスルームへ進むとその途中にクローゼットとセイフティーボックスがあります。

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シンクはふたつ。

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トイレ。

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シャワーとバスルーム。

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バスアメニティは「ル ラボ」と共同開発したオリジナルのようですね。

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バスタブからはホテル南側の古い町並みが望めます。

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そしてベッドルームです。

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デスク周り。ここを開けると外灘が見えるんですね。

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早速、見てみましょう。

 

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ん??あらま?ちょっとヒドイな。低層階だからか、建設中のビルが外灘を遮っています。

ホテルの写真では外灘前の川が見え、全体を見渡せるようなビューでした。

これはいかん、フロントに電話して部屋を交換できるか訊いてみます。

「すいません、いま部屋に入ったばかりなんですけど、もっと高層階の部屋はあります?」

「お客様のルームタイプは16~18階だけで、17・18階は共に埋まっています」

ええ?26階まであるホテルなのに、たった3フロアしかないんですかい。しかも良い眺めのために一般客室より高いルームタイプを予約したのに…。なんだかちょっと、注文した商品と到着した商品が違う時の心境に陥ります。

 

これは不満がくすぶります。

 

ここで、気を取り直してラウンジの紹介にでも行きたいところですが、ここはラウンジの用意がありません。

代わりに7階のジムと5階のプールを紹介します。

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最後にロビーを。

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以上、ホテルの紹介でした。

 

【料金】

数日前予約の2泊で4,314元(1泊およそ35,700円)でした。

 

【総評】

冒頭に述べた通り、以前から気になっていたこちら。実は年越しが上海になりそうになった去年も、大晦日から新年を迎えるのにここにしようかと悩んでいました(結局上海年越しはなくなり実現しませんでしたが)。

結論から言うと、期待値が高かった割にはがっかりな1軒でした。特に大晦日は料金が高騰し、とんでもなく高い1泊になりますがそれだけの価値を平時の料金(1泊3万円以上)にすら見いだせないエクスペリエンスだったからです。

広告がこれでー

公式HPより引用

現実がこれ、はちょっと誇大広告が過ぎませんでしょうか。

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外灘前の川面からビル群まで全てが見えるホテル写真に対して、現実はビル群の上半分が見えるだけ。

隣にビルが建ってるのはホテルのせいじゃない、と言われれば確かにそうですが、であればせめて「外灘パーシャルビュー」などの名称できちんと顧客に周知して売り出すべきでしょう。

部屋自体もMUJIホテルのようなミニマリスト的簡素さはありますが、特段の豪華さは感じられず、冒頭のアクセスの件なども考えると、値段に対する満足感が感じられないホテルです。1泊15,000円ならまだしも1泊35,000円ですからね…。

ということで、これは次回再訪はなくなりました。




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