2024年10月
福岡空港国際線ターミナル内にあるラウンジ福岡 (Lounge Fukuoka) を利用しましたので紹介します。
さて今回はこちら。こちらのラウンジは数か月前に紹介したばかりですが、福岡空港国際線ターミナル拡張工事計画の一環として新しい場所へ移動となり、2024年9月27日に新装リニューアルオープンしました。今回、開業から1か月も経たないうちに利用することになりましたので改めて紹介します。
それでは早速、場所・アクセスです。今回はビジネスクラス利用に伴うラウンジ利用で、チェックインの際に頂いた招待状の裏面にロケーションが書かれています。

出国審査を抜け、右手方向に少し進むと入口がすぐに見えます。


入口に利用可能航空会社が掲示されています。

アシアナ航空、エバー航空、キャセイパシフィック航空、タイ国際航空、シンガポール航空、チャイナエアライン、中国国際航空、中国東方航空、上海航空、スターラックス航空、フィリピン航空、香港航空、ハワイアン航空、エアプサン、ベトナム航空、ベトジェットエア、タイベトジェットエア、チェジュ航空、日本航空、ANA、ティーウェイ航空
プライオリティパスでも入れますが入場制限が掛かると利用できなくなります。
エレベーターで4階に上がります。

まずはラウンジの全体レイアウトを見てみましょう。入口を入ると受付(赤印)があり、左手と右手に分かれています。まずは右手、そして左手の順に見ていくことにしましょう。

ということで受付を済ませます。

右手方向です。フード・ドリンクコーナーは後ほど紹介するのでまずはシーティングスペースから。

窓側にはテーブルがあり、駐機場・滑走路が望めます。以前の旧ラウンジとはうって変わって開放感、そして空港ならではの臨場感が感じられ素晴らしい。


低めの階段を上がった先にもテーブルが。

各テーブルの中央には福岡の伝統工芸「大川組子」の切り込みが入っています。


少し高くなった檀上にも長テーブルがあり、広さを感じさせる作りになっています。

その下には日本庭園を思わせる玉砂利があり、外国人には日本らしさを感じてもらえる作りが散りばめられています。

今回は生憎の天気ですが、飛行機の離着陸が真近で見れるのはやはり空港のラウンジとしては最高のおもてなしです。

おひとり様やカップルだけでなく、大人数向けのソファーがあるのもポイント高いですね。

さて受付を再度通り越して、今度は左手方向を見てみましょう。

こちらも様々なシーティングスペースがあります。

ドアがいくつも並んでいます。

これはリモートビジネスブース。急なZOOM会議や電話、リモートワークで静かな環境が必要な時に最適ですね。

そしてスモーカーに朗報です。喫煙ルームも用意されています。

奥にはパソコン作業などに最適なデスクエリアも。

旧ラウンジから移動してきたのか見覚えのある複合機も。


中央のテーブルにはNゲージを思わすジオラマ風植栽も。造花とはいえ、緑があるのは良いですね。

以前のラウンジに比べて収容人数も大幅にアップしました。

それではお楽しみ、中央のフード・ドリンクエリアを見てみましょう。

生ビールサーバーは旧ラウンジ同様、黒生があります!(笑)


ミネストローネとビーフカレー。

ライス。お茶碗のデザインが何気に素敵です。

福岡名物として明太子卵焼きと鶏皮串。

秋鮭の塩焼きと筑前煮。

クリームスープと味噌汁。

フルーツとカットゼリー。

サラダコーナー。

オムレツやジャーマンポテトといった洋食も。

コーヒーマシン。

焼酎、梅酒、コニャックなどのアルコール各種。

ソフトドリンク。

そして日本酒・ワイン。ラインナップは-

福岡石蔵酒造・純米吟醸「百年蔵 F44」
福岡小林酒造・超辛口純米酒「博多の森」
フランス・Terroir Littoralのシャルドネ(白)
福岡八女ワイナリー・立花ワイン「あまおうワイン」
福岡の酒造や生産者をセレクトしていて、素晴らしいですね。
日本出国前に最後の日本食が頂けるのはありがたいことです。

受付すぐの場所には荷物置き場・ロッカーも用意されています。

最後に、ラウンジ各所にあるアートを紹介しましょう。
福岡の伝統工芸「博多織」。

こちらは「博多織」「大川組子」「小石原焼」のセット。

「小石原焼」は福岡の伝統陶芸。トイレの洗面にも使われています。

以上、リニューアルオープンした新しいラウンジ福岡の紹介でした。
【総評】
旧ラウンジの紹介で『もう少し「福岡らしさ」を感じれれば』と書きましたが、今回その「福岡らしさ」がふんだんに感じられ、見違えるほど素晴らしいラウンジとなりました。食事だけではなく、アートやデザインという視覚的にも日本らしさ・福岡らしさを感じられるのは、日本人だけでなく訪日外国人にも喜ばれるのは間違いないでしょう。
広さや大きな窓からの空港の眺めなど開放感や快適性も大きく改善し、来年に掛けて続くターミナルの拡張・機能改善と併せて、福岡空港の進化が見逃せませんね。