香港エクスプレスA320エコノミークラス搭乗記

2024年4月

香港発福岡行きUO694便にて香港エクスプレス航空エコノミークラスに搭乗しましたので紹介します。

 

 

さて今回はこちら。急遽、福岡に行く必要が発生し、急いで航空券を検索するも、昼の時点で福岡行きは15:05発のこの便が最後。慌てて予約し、スーツケースに着替えを放り込み、そのまま空港行きのバスに飛び乗りました。

 

しかし…

今まであり得なかったアクシデントに遭遇。なんと空港から300mほどのところでバスが故障…。ターミナルは見えているけど高速道なので降りることは許されず、出発1時間20分前にしてバスに缶詰め状態になってしまいました。そうなんです。香港エクスプレスのチェックイン終了時刻は出発の1時間前…。猶予はあと20分。いや、空港に着いてもカウンターまで走る時間を考慮すると15分。

「あー、詰んだわ。。。LCCなんで返金ナシ、振替ナシ、福岡にも行けん…全部パーやわ…etc」

が頭の中でぐるぐる回転しだします。

この、見えてるのに何も出来ないって本当にイライラしますよね。運転手に凄い剣幕で迫って「ドア開けろ!!!出発迫ってんねん!!」というアプローチも考えましたが、やはり日本人としてみっともない。

「あーあ、今まで何百回も空港バス乗ってて、なんでよりによって今起こるねん…!」といら立ちと諦めが交錯します。

 

ところが-

 

なんと-

 

5分ほどすると救援バスが到着。

 

 

えええええええ!!!

香港でこんな迅速対応あるん(失礼)!?!?!?!

 

 

横づけされたバスに全員で乗り移ります。

 

え、え、え、、、、、、うれしすぎる!!!!

 

なんや、なんや、香港も頑張れば出来るやんw

と急速に元気が回復w

 

すったもんだありも、チェックインカウンターにギリ1時間5分前に到着しました。

 

ということで話しを戻しましょう。

香港エクスプレス (UO) はキャセイパシフィック航空の完全子会社。LCCとして香港から東アジア・東南アジアに就航しています。

日本は仙台、東京(羽田・成田)、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、鹿児島、沖縄の9都市。

公式HPより引用

 

LCCですので料金はお安めですが、持ち込み手荷物のサイズや預入れ荷物の可否など決まり事がたくさんあります。購入の際は面倒でもしっかり細かい文字も読みましょう

公式HPより引用

今回はスーツケースがありましたので、20㎏の預入れ荷物がついたプランを購入(上のスクショは参考のため掲示しています)。座席指定や機内食、旅行保険などは全てスキップ。これらが必要な方は予約時にきちんと選んでおきましょう。空港や機内で追加する場合(しなければいけない場合)はかなり割高になります。

しつこいですが、予約時にしっかり読んで購入しましょう

 

ということで、当日に戻ります。

 

チェックイン締切り時刻の5分前に到着。無事チェックインを終えることが出来ました。

 

さて、事前に座席指定はしていなかったため、コンピューターでランダムに割り当てられますが、どうなったでしょうか。

 

個人的には通路側希望。第2希望は窓側。第3希望「中央は勘弁。。。」

 

ということで座席番号を見てみると。。。

 

 

 

 

 

「1E」

 

香港エクスプレスの搭乗券
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「1E」???

 

 

って、1列目のEよね。

 

 

1列目、ウソやん。ラッキーw

 

 

あのバスの故障・エンコから奇跡のリカバリーした上に最前列…。これは運が良いだか、なんだか。

 

というのもUOでは特定のシートは追加料金を払わないと事前予約することが出来ません。2列目から10/11/18列目(機種により異なる)の座席はアップフロントシートとして145香港ドル(2,800円)、最前列と非常口座席はコンフォートシートとして260香港ドル(5,000円)が掛かります(カウンター・機内での料金。予約時はこれよりも若干安くなります)

香港エクスプレスの座席指定料金表
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今回はこの金額がセーブできたのですからラッキー極まりありません。

LCCによっては通路側や窓側で料金が変わったりするところもあるようですが、UOはこの2種類しかないようです。シンプルですね。

 

さて、それでは搭乗です。

香港エクスプレスの機体
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UOは2023年に新塗装&リブランディングを発表し、そこから順次、機体も新塗装に移行しています。今回は新塗装機。

香港エクスプレスの機体の新塗装
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以前は香港の街並みをイメージした塗装でした。

香港エクスプレスの機体の旧塗装
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機内はとても綺麗。今回お世話になる最前列のシートです。

香港エクスプレスの最前列座席
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そして後列の普通席。

香港エクスプレスの座席
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香港エクスプレスのシート
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今回は最前列ですが、試しに空いている席に着席してみました。LCCなので膝が当たるぐらいかと思いましたが、そこまで窮屈ではありません。

香港エクスプレスの座席間隔
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ただ、テーブルはカパッと開くタイプ。可動部を減らしコストを削減する狙いもありそうですね。まあ、問題はありません。

香港エクスプレスのシートテーブル
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シートポケットの中には安全のしおり、エチケット袋そして機内サービスメニューが入っています。

香港エクスプレスの安全のしおり・エチケット袋
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食事メニュー(内容や料金は変更になっている可能性があります)

香港エクスプレスの機内食メニュー
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爆湯生煎包やお粥といった香港らしいメニューも取り揃えてあります。生煎包は肉汁が四方八方に飛び散り大惨事になるので、必ず写真にあるように口で小さな穴を開け、そこから先に肉汁を吸った後に全体を食べるのがマナーです。

香港エクスプレスの機内食メニュー
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香港ストリートフードコンボ。そしてカップ麺。

香港エクスプレスの機内食メニュー
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スナック類にソフトドリンク。

香港エクスプレスの機内販売メニュー
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コーヒー、お茶、そしてアルコール各種です。

香港エクスプレスの機内ドリンクメニュー
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免税品販売もあり、UOのグッズなども買えます。

香港エクスプレスの機内販売
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支払いは香港の交通系ICカード「オクトパス」か、クレカ(ビザ・マスター)のみ。現金は不可なので「余った香港ドルで何か買おう…」といった使い方が出来ないのが残念ですね。

 

 

ということで自分の席に戻ります。1Eなので最前列の中央席なのですが1Fの窓際は空席とのことでCAさんに「移っていいですよ」と嬉しいオファー。

LCCでは基本座席の移動は出来ないことが多いですね。料金を払う席に移動されたり、他のお客さんとの公平感からだと思いますが。こうやって同じカテゴリー同士の移動であれば問題なかったり、CAさんに許可を頂けばオッケーなど、社によってポリシーは違うと思うので、必ず確認しましょう。

 

 

ということで香港を離陸。飛行中はエンタメがあるわけではないので特にやることはありません。携帯をいじったり、各自タブレットで好きなドラマを観たり、といった感じです。ちなみに座席はリクライニングしませんし、コンセントなどの充電設備もありません。搭乗する前にきちんと満充電にしておきましょう。

 

本日の搭乗率はかなりのガラガラ…。空いてるのは良いですよね。これだけで圧迫感がかなり減ります。

香港エクスプレスの機内
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トイレもキレイです。

香港エクスプレスの機内トイレ
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非常口座席はやはり広め。

香港エクスプレスの非常口座席
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座席にメニューが置いてあり、テーブルも開いてあります。座っちゃダメよ的な意味でしょうか。

香港エクスプレスの非常口座席
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飛行中、喉が渇いてきたので一番お安い水をオーダーしてみました。10香港ドル(約190円)。

 

そして渡された商品がこちら。

 

小さっ!!

香港エクスプレスの機内販売品
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メニューにも書いてありましたが250ml。高さもさることながら太さも細く、手に納まるミニボトルタイプ…。

 

自分が持ち込んでいたエビアンと比較してもその小ささが分かります。

香港エクスプレスの機内販売品
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まあ、LCCなのでそこは良しとしましょう…。

 

後は外を眺めたりして時間を潰します。

香港エクスプレス機内からの眺め
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そして日が暮れ始め、機体は降下を始めました。九州、そして有明海が見えてきました。

香港エクスプレス機内からの眺め
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無事、定刻通り福岡空港に到着しました。

福岡空港国際線ターミナル
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以上、香港エクスプレス・エコノミークラスの紹介でした。

 

【総評】

LCCということであまり期待はしていなかったのですが、期待を良い意味で裏切ってくれました。機齢19年の古い機材ですが、新塗装に変更した際に機内も新しくしたのかもしれません。他の方のブログを見ても、明らかにシートが新しいものになっていますし、機内全体、清潔感もありました(香港航空、見習って…)

LCCのルールをしっかり事前に確認すればお得に快適に旅行できると思います。

 

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