2023年12月
上海浦東国際空港から車で70分程のところに位置するセントレジス上海静安 (St.Regis Shanghai Jingan) に宿泊しましたので紹介します。
さて今回はこちら。上海にはマリオット系列が数多くあり、高価格帯のホテルもたくさんありますが、その中でもこちらはお手頃価格で出ていることが多いセントレジスです。前から気になっていたので今回お世話になることにしました。
それでは早速ホテルです。クリスマスということでロビーにはツリーが飾られとても華やかな雰囲気。
今回はラウンジアクセス付きプランの予約なので、こちらではなく55階でチェックインできるとのこと。
エレベーターで55階まで案内してくれます。
セントレジスではラウンジをマナー(作法のマナーではなく荘園や館を意味するManor)と呼んでいます。
このマナーはマリオットボンヴォイのプラチナ/チタン/アンバサダー資格では利用できません。マナーアクセス付きの宿泊プランが必要になります。
今回は部屋の準備がまだ出来ていないとのことでマナーで待ちます。
1時間ほど待って部屋の準備ができたとのことで向かいます。今回はマリオットボンヴォイ・チタン特典としてスイートルームへアップグレード頂けました。
まず入るとウォークインクローゼット。
アイロンなどの一般的なアメニティに加えてヨガマットまであります。
そしてリビングスペース。
デスク周り。
ホテルディレクトリーにはレターセットも入っています。ポストカードがあるのは良いですね。
そしてソファー・テーブル周り。
ウエルカムギフトとしてフルーツが置いております。普通は手書きのカードなども一緒にあるのですが見当たりません。さらにカトラリーなどもありません。素手で食べる感じでしょうか(苦笑)。
そしてテレビ・ミニバー。
冷蔵庫は引き出し式です。
入口を振り返るとこのような感じです。
そして奥の寝室へ。
さらに左折するとバスルームがあります。
豪華な化粧台。
そして洗面台。スイートらしくシンクはふたつあります。
ローションに加えてフェイシャルクレンジングもあります。
上海の条例でプラスチックアメニティが事前に置けないとのことで歯ブラシなどはお願いすると持って来てもらえます。
この条例、他のホテルでは運用停止している所も多いのですが、ここではきちんと守っています。
中央にはバスタブがあり、その先にトイレとシャワールームがあります。
トイレはウォッシュレットつき。
といってもコーラー製なので正確にはお尻洗い機ですね。
シャワールーム。
バスアメニティは何故かシャンプーとコンディショナーはスウェーデンのスキンケアブランド「SACHAJUAN」でボディウォッシュはオーストラリアの「Sodashi」。違うブランドの組合せは珍しいですね。
そしてベッドルームです。
部屋は淡いブルーが落ち着いた高級感を醸し出していてさすがセントレジスという雰囲気です。素晴らしい。
ベッドサイドにはUSB給電とコンセントもあります。
ちなみにテレビでは日本のNHKが見れます。日本からそれほど遠くはありませんが、それでも日本のニュースが見れるのは嬉しいですね。
ということで部屋の紹介は以上で、再度55階のセントレジスのラウンジ「マナー」を見てみましょう。
概要は以下の通りです。朝食は06:30~10:30、昼食が11:30~14:00、アフタヌーンティーが14:30~16:30、ディナーが18:00~21:00、ヴァイオレットアワーが17:00~22:00まで、とサービスが一日を通して目白押しです。
夕刻の「ディナー」「ヴァイオレットアワー」にお邪魔しました。
フードプレゼンテーションの写真を撮り忘れてしまいましたが、こちらはデザート類。
サラダやフルーツなど。
アルコールも各種取り揃えてあります。
ソフトドリンク。
ワイン。
そして並んだ食事からピックアップするだけではなく、メニューからオーダーすることも出来ます。今夜のメニューはこちら。
前菜のマッシュルームスープ。濃厚なキノコの味が美味。
続いてサーモン。
メインはイクラと大海老の自家製パスタ。
和牛ステーキのフォアグラ添え「ロッシーニ」。
もう、他のホテルのラウンジとはレベルが違いすぎます。
翌朝の朝食ももちろんメニューから選ぶことが出来ます。上海料理、中華料理、ウエスタンとして各々色んな選択肢がありますが、今回は「セントレジスシグネチャーディッシュ」のロブスターオムレツをお願いします。
セルフコーナーも色々あります。
ということでいくつか軽めに持ってきました。
そしてしばらくすると、ロブスターオムレツがやってきました。
うわー、こりゃ凄いですな。朝からロブスターとは豪華過ぎです。
これ以外もいろいろ試してみたかったんですが、食べ過ぎで入りません…。
ラウンジからの眺めも上海の街並みが一望出来て素晴らしい。
そして、さらにさらに昼食のメニューがこちら。。。
リブロースのステーキ、リゾット、ビーフバーガー…とどれも食欲をそそるラインナップの数々です。
ただ、もう食べ過ぎで入らないので一番軽く、健康に悪くないであろう、チキンをお願いします。ほとんど意味のない抵抗ですが(笑)。
こんなホテルに何泊も泊まってたら絶対太りますね(笑)。
ちなみに、肝心のサービスですが…。
マナーには12時間の滞在中4回(チェックイン時、夕食時、朝食時、アフタヌーンティー時)お世話になったのですが、同じ女性スタッフから3回も部屋番号を聞かれ、3回目はさすがに「僕のこと覚えていない…w?」と訊いてしまいました。引き継ぎがしっかりしているホテルだとスタッフが変わっても「マイクあるふぁ様」と名前で呼んで下さるところも多いなか、一部スタッフはあまりパーソナルな接客に力を入れていないよう感じる部分もありました。しかもマナーの利用者はいずれの訪問時も3組以下で、かなり少なかったんですが…。
とはいえ、さすがセントレジス。若いけど少しシニアの男性スタッフは「パスタはいかがでした?」「メインの焼き具合はよろしかったですか?」としっかり声掛け、個人的な会話も楽しむ方でしたので、結果オーライではありました。
そして最後に地下1階にあるフィットネスジムとプールを見てみましょう。
以上、ザ・セントレジス上海 静安の紹介でした。
【総評】
マナーのスタッフについてやや小言を書きましたが、それを抜きにするとさすがセントレジス。素晴らしい。
特にマナーでの1日3回の食事サービスはレストランレベルといっていいでしょう。マナーアクセスは別途購入しなければいけませんが、宿泊代込みのトータルで考えて全然元が取れるレベルです。特にお酒好きの方などは、外で飲食するのと比べると逆に割安になるんじゃないか、という感じですね。
世界的にセントレジスはかなり高級なホテルですが、ここではお手軽な価格設定になっています。上海での宿泊の際は是非お試し下さい。
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