厦門航空B737エコノミークラス搭乗記

2022年1月

北京(大興)発厦門行きMF8128便にて廈門航空B737型機エコノミークラスに搭乗しましたので紹介します。

 

 

さて、今回は厦門航空。日本では「厦門」はアモイと発音しますが、中国語そして英語ではシャーメンと発音します。なのでアモイエアラインでは通じず、シャーメンエアラインとなります。

 

それでは早速機内です。前方には2‐2配置のビジネスクラスがあり、その後方にエコノミークラスが続きます。B737の一般的な配列ですね。

廈門航空の機内
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今回の座席は43Jだったので機内中央か後方の座席かと思ったら、なんと前方から3列目。厦門航空が所有する機材は737と787だけのため、787のシートマップを確認するとやはりこちらもエコが41番から始まっています。地上職員などが分かりやすいよう「エコノミーは41番から始める」という統一基準があるのかもしれませんね。

 

さて、今回は3時間のフライトタイムなので通路側をリクエスト。もう最近は、2時間を超えるフライトで中央や窓側はムリです。

廈門航空エコノミークラスの座席
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さて、座って速攻、感じたのは「座席硬っ!」

 

まるで石の上にバスタオル敷いて座ってるかのごとく、座席の座面がカチカチ。経年劣化でパッドがすり減ってるのか、座面のクッション性が全くありません。

調べると、今回の機材は製造から14年経った経年機。とはいえ、機体の年齢と機内の装備は別の話しですから、きちんとメンテナンスしたり座席の交換をすれば機齢と機内の快適性は必ずしも比例しません。

また、座席の布生地を見ても、よく見ると薄汚れているのが分かります。

厦門航空エコノミークラスの機内
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うーん、中国あるあるですがあまりメンテや掃除はしっかりしていない感があります。

 

座席のピッチは公式HPによると31インチ(約78㎝)。特段広くはありませんが、狭くもない間隔です(撮影のためにかなり足を下げて撮っています)。

厦門航空エコノミークラスのシートピッチ
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ビジネスクラスでは、マスクにフェイスシールドを着用した客室乗務員がミールのチョイスを聞いてまわってるようです。

厦門航空ビジネスクラスの様子
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そして離陸します。今回もゲートを離れて離陸まで、ものの10分ほどでした。大興国際空港は首都国際空港と比べて、離陸までの時間が圧倒的に短い印象です。

 

巡航高度に到達してもしばらくシートベルト着用サインが消えませんでしたが、40分ほどでしょうか、サインがやっと消え機内サービスが始まりました。

機内食はこんな小さな紙袋に入ったちょっとかわいげな形で渡されました。

廈門航空の機内食
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中身はミネラルウォーターとお手拭き、チーズが入ったパサパサのサンドイッチ、味付け卵そしてトマト味のポテトチップスです。

厦門航空の機内食
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サンドイッチとポテチは完食しましたが、煮卵はパス…。

 

ただ、この小さな紙袋スタイルは何気にいいですね。お隣のように食べなければこうやってぶら下げておけます。

厦門航空の機内サービス
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シートポケットに入れると閉まろうとするバネの力でサンドイッチなんて潰されますし(ペットボトルですらへこむあの強さ、何なんでしょう)、またポケットが膨らむことで膝スペースが狭くなる、と結構マイナス点多いんですよね。

なのでこれは名案です。

 

そして座席のリクライニングですが、かなり浅め。ほとんど倒れないレベルです。これは後ろが迷惑しないという良い面もありますが。中国の方はもれなくフルで全倒ししてきますので…。

廈門航空エコノミークラスのシート
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さて、ご覧の通り個人用モニターは無いのでただひたすらスマホする以外やることがありません。さらに、USB電源などもありませんので充電もできません(ちなみに中国国内線では私物のモバイルバッテリーでの充電は航空法で禁止されています)。

一応、こういう昭和の感じのイヤホンジャックはあります。イヤホンは提供されませんので私物を使うことになりますが…。

厦門航空の機内エンタメ
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シートポケットの中には安全のしおりの他に機内誌、機内販売カタログ、エチケット袋があります。ただ、これも席によってまばらで、隣の席に機内誌とカタログはありませんでした。

厦門航空の機内誌
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機内は、厦門航空コーポレートカラーの青(シャーメンブルーとでも言いましょうか)で統一されているため明るい雰囲気です。

厦門航空の機内
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中国国内線はもう何十回も乗りましたが、非常口は極力乗客をアサインしないみたいですね。満席時はもちろん乗客がいますが、空席がある時は非常口座席は常に着席ゼロです。

厦門航空の機内
iPhoneで撮影(クリックで拡大表示)

世界的には上級顧客向けのサービスとして最前列や非常口座席が優先的に指定できたりしますが、中国系のマイレージではそういった施策は無さげですね。

 

以上、厦門航空のエコノミークラスでした。

 

【マイレージ】

廈門航空のマイルはスカイチームで貯めることが出来ますが、日本にはスカイチーム加盟の航空会社がありません。また厦門航空独自の「イーグレットクラブ」は日本ではほとんど使い道が無いので、デルタ航空のデルタスカイマイルなどに貯めた方が良いでしょう。

 

【総評】

コロナ禍の現在も、厦門航空は成田-福州間をB737で週2便運航しています。調べるとその多くに10年超の機材が投入されているので、このような機材に当たる可能性はあるかもしれませんね。

積極的におススメはしませんが、綺麗で最新の機体に当たればこういうことも無いでしょうから、乗られる方はこのような古い機材に当たらないことを祈ってます。

 

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