2019年9月
上海発香港行きHX249便にて香港航空のA350ビジネスクラスに搭乗しましたので紹介します。
さて、前回の香港航空A330ビジネスクラス搭乗に続き、今回の復路便はA350による運航です。
前回のように直前で機材変更にならないかヒヤヒヤしましたが、到着便が香港を出発した時点でA350だったため、機材は確定。あとは故障しないことを祈るだけです(笑)
ということで今回も、事前座席指定で窓寄りの席18Aを予約しました。
それでは早速機内です。こちらは1席後ろの通路寄りの窓側席。

そして窓寄りの窓側席。

中央の2席は、カップル席のように真ん中で隣り合わせと、テーブルを挟んで離れあった席の中中、外外配列です。

この中中席、恋人や夫婦同士ならいいですが、1人利用の場合はエコノミー並みに隣席に近く、(離着陸時以外はデバイダーを上げれるとは言え)満席で他の席が取れなければ結構キツイです。

席に着くと、ウエルカムドリンクの希望を訊きに来てくれたのでスパークリングウォーターをお願いします。

サイドテーブル後ろには小物入れやUSB電源、コントローラーと読書灯が-

座席横にはボトルホルダーや機内誌入れなどがあります。

この個人用モニター下の穴が何なのか分かりません。

雑誌を入れていても離陸時に全部飛び出してきてしまいますし、タブレットも下手したら取り出せなくなるような細さで、設計上ちょっと疑問な空間です。
テーブルは壁に収納されていて、下ろして展開するタイプです。



シートポケットの内容物は機内誌や安全のしおりなどのお決まりのものです。

さて、離陸するとまずは全員にミネラルウォーターが配られました。

そして飲み物と食事の希望を訊きに来てくれます。

今回はスイートサワーポークをメインに

香港ミルクティーをチョイス。

手始めにナッツとミルクティーから頂きます。

そしてメインが到着。パンはバスケットに入れて周ってきてくれて、ガーリックトーストをチョイス。

メインのスイートサワーポークと炒飯も味付け良く、とても美味。
軽く平らげてしまいました。
食事が済むと、座席を倒してゆっくりします。

完全に倒すと水平フラットになります。

座席脇のパッドがベッド幅を広げる役割を果たし、かなり広々としたベッドになります。これは窓際だけの機能で、他の座席にはありません。
皆さん、食事が終わるとムードライトに切り替わりラブホテルのような雰囲気の中で眠りにつきます(笑)

ただ、この写真でも分かる通り、通路寄り窓側席のプライバシー度は窓寄りに比べかなり下がります。ほぼ全身丸見え状態です。

せめて(拙速な絵ですが)このようにデバイダーを伸ばしてもう少しプライバシーを確保するデザインだったら、と思います。

自分はミルクティーのおかわりを飲みながらゆっくり過ごします。

そして気が付けばもう着陸です。

【総評】
印象としてはシートメーカーとしては初めての製品?と思うようなことが少しありました。
例えば前出のスクリーン下の微妙な穴や通路側のプライバシーの低さ。
そして座席と機体窓側との隙間にデッドスペースがあったり(ここに小物入れや棚、シュースペースを作って有効活用が出来そうですが)ー

ベッドと隣のパッドには大きな隙間が出来て、携帯や小物落としそうなデザインだったりと

あまり細部まで細かいことは気にしていない印象です。
こういう細部を気にしなければ、最近ほとんどの航空会社がこぞって採用しているリバースヘリンボーン型ビジネスクラスよりずっと快適で、前回のA330ビジネスクラス同様、香港航空の客室の方の親切なサービスと合わせて素晴らしいフライトでした。
香港航空は最近の社会情勢の影響もあって経営が苦しいとも噂されていて、少し心配なところはありますが、個人的には応援したい会社です。
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