日本航空787-9ビジネスクラスSkySuite搭乗記

2019年3月

成田発香港行き日本航空(JL735便)B787-9型機にてビジネスクラスSKY SUITEに搭乗しましたので紹介します。

 

さて、以前の記事で紹介しましたが日本航空(JL)の国際線ビジネスクラスは現在7種類の座席タイプがあります。

公式HPより編集して引用

その中でも、今回は一番試してみたかったSKY SUITEに搭乗することができました。上記写真では一番左上の座席です。

 

JLの機内配置種別はE71。ビジネス・プレエコ・エコの座席数は44・35・116の計195席。787-9型機ではもっとも座席数が少ない機体です。

公式HPより引用

おもしろいことに同じ787‐9型機で後継席種の「SKY SUITEIII」搭載のE91は52・35・116の203席。プレエコとエコの座席数が全く一緒のため、ビジネスクラスだけを比較すると「SKYSUITE」搭載機の44席に対し「SKYSUITEIII」は52席。今回の「SKYSUITE」の方が1席あたりの占有面積が広いことが推測できます。

公式HPより編集して引用

どおりで多くの航空会社がこぞってヘリンボーン型ビジネスクラスを導入しているわけですね。

 

それでは早速機内です。今回は事前座席指定で窓側の7Aを確保。

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通路側C席の前に自席への入口があります。各席が囲われているため跨いだりすることはありません。

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座席に着くとこのような感じです。

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幅はそこまでありませんが奥行があり、囲まれているため個室感はマックスです。

短距離線のためか、出発前のウエルカムドリンクやおしぼりのサービスはありませんでした。

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座席に予めセッティングされているアメニティ類です。メニュー、スリッパ、ノイズキャンセリングヘッドホン、ブランケット。

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そして枕です。以前のレビューで枕がペラペラで自分には合わないと記しましたが、今回はきちんとした厚みがあり改善が見られました。

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また上記写真でシート周りの説明ですが、マガジンラックが窓際にあり、オットマン・ミニテーブルそして個人モニター側面にはコートフックがあります。

そしてさらに右側、AC電源とUSB給電口。

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そしてリモコンとシートコントロールがあります。

 

離陸してベルト着用サインが消灯すると隣席とのパーテーションを上げることができます。

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この個室感は素晴らしい。こちらから隣が見えないのはもちろん、通路を通る人影も気になりません。

 

離陸前に撮影した通路からの様子とパーテーションを上げた状態の比較がこちら。

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通路側は常に寝顔が見えてしまいますが窓側は不可能です。

 

さて、離陸するとおしぼりのサービスがあり夕食の配膳が始まります。

この路線ではたびたび和食を試しているので今回は洋食をチョイス。

今回のメニューがこちら。メインは牛フィレ肉のグリル・レフォールソース。

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食事は全てをトレーに載せたワンステップでサービスされます。

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お肉の焼き加減は完璧でしたが、調理から時間が経っているのは明らかです。肉にくたびれが見てとれます。ケータリング会社が早く作り置きしておいたのでしょうか。これはいただけません。

最後はアイスクリームで締めます。

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ところが…。JL特有の食べごろでサービスするアイスが今回はカチカチ。撮影のため指でアイス周りの霜を取り除きましたが、中身はまだ凍った状態です。どうしたんだ、日本航空。

 

ということで食後の飲み物の回収が終わったこの時点での残り飛行時間は3時間。皆さんお眠り下さいとばかりに機内が暗くなり、映画を観たり座席をフルフラットにしてゴロゴロして過ごします。

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そして着陸40分程前、機内が明るくなり着陸の準備が始まります。

 

ちなみに20代半ばと思しき隣のお兄さんは離陸直後から着陸直前までフルフラットでずっと寝ていました。

iPhoneで撮影(クリックで拡大表示)

しかし20半ばでビジネスに乗れてしかもミールも食べずにフライトを寝倒せるって凄いですね。「ミールなんて要らね。とにかく寝てえ」って感じです。

この写真で見て分かる通り、標準的な身長体型であれば快適に眠れる広さです。

 

機体は無事、定刻に香港国際空港へ着陸しました。

 

【総評】

ハード面に関してはいままでのビジネスクラスで最高の座席配置です。

ただ、やはり窓側と通路側で大きくエクスペリエンスに差があると思います。窓側であればデバイダーを上げると完全に個室化し通路を通る人が全く気になりませんが、やはり通路側はその個室感がだいぶ下がります。なので「窓側が確保できれば」最高のビジネスクラスと定義した方が正しいですね。

とは言ってもビジネスクラスであって、ファーストクラスのスイートではないのですから必要十分ではありますが、やはり窓側が人気なのが頷けます。

これでは、後継席種であるSKYSUITEIIIには乗りたくなくなります(笑)

 

【日本航空の他のビジネスクラスと比較する】

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