2019年3月
台北(桃園)発東京(成田)行きBR198便にて最新鋭機B787-9型機ビジネスクラスに搭乗しましたので紹介します。
前回のB777型機ビジネスクラス搭乗(レビューはこちら)に続き、今回はエバー航空が2018年11月から路線投入を始めたばかりのB787-9型機ビジネスクラスを利用することになりました。
今回、事前座席指定で窓側の7Aを予約、利用しました。
多くの航空会社同様、エバーの787型機ビジネスクラスは1‐2‐1配列のため窓側は全て一人座席になりますが、窓に寄った席と通路に寄った席が交互に配置されたスタイルになっています。
ひとつ後ろの8Aはこのようになります。
好みにもよりますが、窓側に寄った席の方がプライバシー感が上がりおススメです。
座席につくと日本人客室乗務員の方が座席の詳しい説明を笑顔でしてくれました。「まだ新造機ということもあってスライドやテーブルなどの可動部分が固く、強く押したりする必要があります(笑)」とのこと。
そしてウエルカムドリンクと温かいおしぼりを持って来てくれました。
ナプキンにも787が印刷されています。
座席からのプライバシー感ですが、離着陸時はこのような感じです。
離陸後から着陸前まではパーテーションを閉めることができ、そうすると個室感が一層高まります。
中央の2席部分は外外、内内、外外…という配置を選択するところが多いなか、エバー航空は左左、右右、左左…という配置です。
カップルなどで真横で一緒に座りたいという場合はエミレーツのような内内配置席が向いていますが、適度に各席にプライバシーを確保するという点ではエバーの方がいいですね。隣にはカップルらしき男女が座っていましたが、サイドテーブル越しに話すというだけで全く問題はなさそうでした。
座席周りの詳細です。サイドテーブル脇にはシートコントロールとUSB電源、そしてユニバーサルタイプの電源があります。
そして小物入れと鏡があります。
そしてスリッパも持って来てくれました。
個人用スクリーンも大きくてきれいです。
離陸するとさっそく昼食の準備が始まります。こんな短距離国際線でありながら選択肢は和洋中の3択。離陸前に配られたメニューはこちらです。
初エバーで台北発。もう中を選ばない以外あり得ませんね。
客室乗務員が準備に入る間、座席をフルフラットにしてみます。
座席の幅も奥行も十分にあり、これは長距離便で是非利用したい快適さです。
そしてまずはドリンクサービスから始まります。今回は台湾包種茶を選択。
そして前菜です。
鳥ガラがよく染み出たスープは美味。
そしてメインの鼎泰豊の小籠包が到着。
ディンタイフォンが機内で堪能できるなんて最高です。
味はもう格別です。これは中の選択で大正解。しかもメインにしては少なめというのがまたいいですね。最近はラウンジでも食べる人がほとんどでしょうから、機内での分量もやや少ないぐらいがちょうどいい具合です。
そして完全なプライバシーの中で頂けるこの感じがいいですね。
食べ終わる頃には沖縄を通過し、鹿児島の手前まで来ています。
台湾のスイーツで締める予定でしたが、急にアイスクリームが食べたくなったため、急遽代えてもらいました。
食後には再度温かいおしぼりを持って来てくれます。
食事が終わるとみなさん軽くおやすみモードに入ります。
以前紹介の香港-台北間の1時間ビジネスクラスとは違い、時間的余裕があるので客室乗務員の方々もゆっくりとサービスをされていました。
そしておよそ20分の早着で成田空港へ降り立ちました。
【総評】
これはかなりの強敵が現れた感じです。東京-台北間はLCCを除くレガシー系だと日本航空、全日空、キャセイ、チャイナエアラインズそしてエバー航空の5社がビジネスクラスを提供してる激戦区です。
JALそしてANAは(*この記事執筆時点では)以下のような短距離国際線シートで運航しており-
チャイナエアラインズは最新のA350型機に当たればこのような豪華な内装-
しかし旧式のA330型機にあたるとこのような感じになります。
JAL贔屓の自分からしても明らかに競合他社を凌いでおり、これは完璧台湾勢に軍配、東京-台北間ならエバー(機材変更がなければチャイナエアラインズのA350狙いもありです)に決定ですね。機会があればチャイナエアラインズのA350も試してみたいところです。
6月6日からは名古屋-台北間にもこの787で就航することを発表しているので、これは日台間のお客を全部持っていく気じゃないかというエバーの本気度が感じられます。
再度になりますが、これは東京-台北間のビジネスクラスはエバーが最高です。
【台湾への最安値の検索はこちら】
【他の航空会社と比較する】
日本航空東京-台北便搭乗レビューはこちら。