2018年7月
厦門高崎国際空港から車で20分程のところに位置する厦門マリオットホテル&カンファレンスセンター(Xiamen Marriott Hotel & Conference Centre)に宿泊しましたので紹介します。
【ホテルHP】
https://www.marriott.com/hotels/travel/xmnxi-xiamen-marriott-hotel-and-conference-centre/
【部屋タイプ】
デラックスルーム Deluxe Room 42㎡
デラックスオーシャンビュー Deluxe Ocean View 42㎡
パノラマオーシャン Panoramic Ocean 42㎡
ラグーンルーム Lagoon Room 42㎡
デラックススイート Deluxe Suite 95㎡
ラグーンスイート Lagoon Suite 95㎡
バイスプレジデンシャルスイート Vice Presidential Suite 385㎡
プレジデンシャルスイート Presidential Suite 390㎡
デラックスガーデン Deluxe Garden 84㎡
スーペリアデラックスガーデン Superior Deluxe Garden 106㎡
厦門には長いことマリオット系列のホテルが存在しない「マリオット空白地帯」でしたが、ついに成長目覚ましいここ厦門に新規オープンという形で進出を果たしました(注・SPGとの統合が発表され、SPG系列を含めた意味でのマリオットグループではウエスティンやシェラトンなどがあります)。
厦門での常宿はウエスティン厦門ですが、今回は会社指示によりオープン数か月の真新しいマリオットに泊まることになりました。
冒頭の写真の通り、ホテルロビーは天井が高く、開放感そしてラグジュアリー感もあって期待が高まります。
公式HPではデラックス、デラックスオーシャンそしてパノラマオーシャンの写真が全て同じため、どの部屋を頂いたか分かりません。
避難経路図です。建物全体はコの字型をしているので、その半分だけを掲示しているようです。
チェックインの際に頂いた全体マップを見ると分かりやすいです。
コの字の両端がパノラマオーシャンで、コの字の中央部分がデラックスオーシャン、そして両ウイング部分がデラックスではないかと推測できます。今回は東のウイング部分を頂きました。
ちなみに地図上の②にはVillaとありますが、ここがデラックスガーデンのようですね。
到着してからチェックイン、部屋に着くまでで既にその巨大さに驚かされます。今回厦門へ新規参入し、マリオットのその力の入れようが分かります。
部屋に入るとまずバスルームがあります。
バスアメニティはマリオットおなじみのTHANNです。
バスルームにはバスタブがあり、右手にシャワーそして左手には磨りガラス越しにベッドルームが見えるようになっています。
クローゼットの中にはアジアならではの数多くのアメニティが置いてあります。
クローゼットを見ていてふと気付きました。やたらスリッパがたくさんあるな、と。
しかしよく見ると引き出しに入っているのはスリッパではありません。
男女それぞれのビーチサンダルです。プールを擁するリゾートとはいえ、アメニティとして準備するのは素晴らしいですね。記念に持って帰ろうかとも思いましたが、アメニティがどんどん増えてしまうので止めました。
それではベッドルームです。
避難経路図を見ると分かりますが全部屋が海側に向くよう斜めに設計されているため、各部屋がいびつな形をしています。しかしそれにも関わらずうまくスペースを使っているという印象です。
テーブルの上にはスイーツが置かれています。中央の「チョコレートとマンゴーのムース」以外は美味しく頂けました。
さらにソファー脇のミニテーブルにもフルーツが置いてあります。スイーツとフルーツのどちらがプラチナ会員へのウエルカムギフトなのか分かりませんが。
到着したのが夜8時過ぎだったので、既にターンダウンサービスが行われていました。
さて、一日の仕事の疲れが溜まるなかでの到着で、すぐにベッドへ直行したかったですが少しホテルの中を見てまわることにしました。
地下1階にはレクリエーションセンター、フィットネスセンター、屋内プールそしてキッズクラブがあります。
レクリエーションセンターにはビリヤード部屋、XboxやWiiなどのゲーム部屋、そして麻雀部屋が備えられています。
極めつけはボーリング場です。
そしてフィットネスセンターです。
トレッドミルと基本的な筋トレマシンは揃えてありますが残念ながらフリーウェイトはありません。まあ、ここに来てまで筋トレをする人たちがどれだけいるのか、という経営判断だとは思いますが。
そして屋内プールです。
さらにドライサウナ・ミストサウナ、シャワー・ロッカールームが付随しています。
1階に上がりアウトドアプールエリアです。
子供用プールも広く確保してあり、子供連れを意識した設計になっています。
建物の中へ戻ります。1階にはGoji Kitchen Barというレストランと暮舎という日本風居酒屋があります。
3階に上がります。ロビー・エントランスホールです。
ビジネスセンターです。
さて、一夜明けて翌朝の部屋です。
バルコニーも十分な広さがあり、あいにく雲の多い空ですが朝のコーヒーでゆっくりするのも良さそうです。
しばらくすると晴れ間が見えだしました。バルコニーからの眺めです。
再度、アウトドアプールエリアを見てまわります。
上写真の右手方向にはFish Barというレストラン・プールサイドバーがあります。
写真だけ見ると誰も宿泊していないように見えます。ただ、朝食会場は人でごった返していましたし宿泊客も多く見かけました。なんとも中国人の行動パターンが分かりません。日曜の昼前なのでプールでゆっくりするのかと思いましたがそうではないようです。前夜にホテル前に無数に停まっていた車もすべていなくなっていたので観光に出てしまったようです。80年代の日本人もそうでしたね、時間があればとにかく観光にショッピング。プールサイドでゆっくりなんて感じではありませんでした。そう考えればある意味ここは穴場かもしれません。これだけの施設を静かに独り占めですから。
【料金】
数日前予約の一泊で1,049元(およそ17,500円)でした。
【総評】
まあ、ここまで見てくると分かりますが、レベルの高さがハンパないですね。設備だけを見てもかなりの充実ぶりで既存のホテルをかなり脅かすレベルにあるのは間違いありません。ハードに関しては文句なく素晴らしく、最近の中国のホテルレベルには驚かされます。もちろん人件費が安く、土地も安い中国とその真逆の日本を比較できませんが、それでも日本のホテル業界が中国と比較されると、世界の富裕層そしてゆくゆくは中間層から見向きもされなくなる時が来そうで心配になります。
他方、開業してまだ日が浅いというのもありスタッフの手際、そして英語力が低いのは目につきました。ここは慣れてくれば向上してくると思います。そして中国人オンリーの客層…。これも長い目で見れば向上していくのでしょう…。
そして最後に-
ホテル周辺はこの地域をリゾートホテル・住宅地に整備する計画のようで、高層マンションやモールが急ピッチで建設されていますが、自分が訪問した時点では「工事現場のど真ん中ホテル」という感じで、ホテル外を歩いて周るには適していません。やはり全体が完成するのを待たないと100%その良さを満喫できる体制ではありません。しかし、完成するとかなりのコスパになりそうです。
【厦門の他のホテルと比較する】
ウェスティン厦門滞在記はこちら。
ヒルトン厦門滞在記はこちら。
ダブルツリー厦門滞在記はこちら。
コンラッド厦門滞在記はこちら。